バリ旅行


 

 

 

このあいだ、妻と僕の友人と三人でバリに行ってきました。

 

 

バリってどこの国か知ってます?

 

インドネシアにあります。インドネシアは今、政情不安定ですが、(実際、僕がバリに行ったときもジャカルタのほうでは、戒厳令がひかれていたそうです。)

 

なにをかくそう。僕はインドネシア大好き人間なのです。

 

 

インドネシアについてのことは、今後、このページでもたびたび書くことがあると思います。

 

過去、3ど、行ったことがありますが行ったら結構長くて、一ヶ月ぐらいいるときもあります。

 

でもジャカルタの方ばかりだったのでバリはまだ行ったことがありませんでした。

 

今回は仕事の都合もあったので、一週間でした。

 

 

安いツアーを選んで行ったせいで、ついたホテルは、あまり気に入ったホテルではありませんでした。

 

 

 

レギャンというところにあるホテルなのですが、シャワーが出ないのです。

 

イヤ、出ることは出るのですが、細い糸のような水が数本出るだけで、とても身体を洗えたものじゃありませんでした。

 

 

おまけに湯を出そうと、お湯のコックをひねるのですが、5分ぐらい立たないと出てきません。

 

僕一人なら、それでもかまわないのですが、今回は妻と一緒でしたので、(特に妻ははじめての海外旅行でしたし)

 

もう少しましなホテルに移ろうということで、インドネシアに住んでいる僕の友人に電話しました。(彼は、盲人である身ながら、

 

インドネシアに移住してしまった人です。彼については、いずれもっと詳しく書くことがあると思います。)

 

 

彼は、ジャカルタの近くのボゴールというところに住んでいるのですが、バリも何度か来ているので詳しいだろうと思い電話したのです。

 

「まっちゃん、(僕の友人は僕のことをこう呼んでいます)  エー  ホテルがあんねん。  そっちに移り。電話しといたるわ。」

 

「ほんまやったら、一日175ドルすんねんけど、インドネシアのホテルには、観光客値段とインドネシア人用のねだんがあんねん。(ドメスティックレート、というらしいです。)

 

俺が言うたらインドネシア人用の値段でとまれるから一日35万ルピアや(当時のレートは一円で90ルピアでしたから、4000円ほどです。)

安いやろ。そこに移り。」  とのことでしたので、

 

持つべきものは友だちです。

 

 

「そしたら、頼むわ!」

 

と、その友人に電話してもらいました。

 

あくる日、電話してもらったホテルから、迎えの車が、今泊まっているホテルに来ました。

 

そして、着いたホテルがサヌール地区にあるザ・グランド・バリ・ビーチというホテルでした。

 

吹き抜けの大きなロビー、バリでは珍しい10階建ての高層ホテル。

 

出迎えのガムラン演奏。 (midiデータ)

 

 

 

入ったとたん、僕の友人は「足がすくむなー」 と 言うほど、立派なホテルでした。

 

(ほんまにこのホテルが4000円ほどか?)  僕たちは少し不安になってきました。

 

その不安は、フロントでの受付もスムーズに進み部屋に案内してもらうまで解消されませんでした。

 

部屋に入り、一息ついて、やっと一安心です。

 

友だちも「えーとこやなー」と大喜びです。

 

 

さて、日本人の観光客は、実はサヌール地区にはあまり来ません。ほとんどが、クタ地区かヌサ・ドァ地区です。

 

果たして、このホテルにも日本人は私たちだけでした。

 

ほとんどが、欧米からの白人客です。彼らの旅行はきわめてノンビリしています。ツアー・ツアーでくたくたになって帰国する日本人とは大違いです。

 

ホテルのプールサイドで、日光浴をしながら、好きな本を読んだり、談笑しあう、その姿は実に優雅です。

 

その中で、胴長短足おまけに脂肪肝、英語まったくだめ、かたことの

 

インドネシア語を身振り手振りで汗だくになって話す僕の姿はどう映ったでしょうか?

 

 

 

 

ともあれ、さすがは一流ホテル。

 

お湯のシャワーもたっぷりと出ます。

 

ホテルを取ってくれたインドネシアの友人に感謝感激です。

 

僕たちは、友人が住むボゴールの方角(多分北であろう)におもわず、合掌。

 

 

 

 

 

         

 

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