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あれから十余年


今ほどではないけど既にインターネットは普及し、自分が学生の頃にはCDや専門書などからしか情報を得られず手紙さえ出せなかった間柄の先輩ミュージシャンに、時代の恩恵を受けコンタクトを取ったことがある。

 
その人コラムを読み共感し、その時の自分の思うところやこれから先のことを綴って恐れ多くもその頃の自作曲のCDまで同封(笑)してだった。
今とはネット上の音声や動画の事情が違ったから「手紙」でね。

そんな自分にメールでとても丁寧に返信してくれて励みになる感想をくれた上に、自身のホームページでも同じ志し・悩みを持つミュージシャンに贈るポエムを書き「あるミュージシャンから手紙をもらって…」とコラムに掲載してもらった。

その教えを守って心が折れそうになったことも掻い潜って相変わらず続けているのが今の自分なんだろうな。

 
さて。
どうして「あれから十余年」かというと、内容は全然違うが自分のホームページのメールフォームから、最近ちょっと心温まる連絡をもらった。

それは意外にも且つて自分の所有していたアコースティックギターを買い取ってくれた方のご子息から。

許可も得ていないしプライベートな部分もあるので細かくは書けないが「父からギターを譲り受け所有してます、大切にしていきます。」といった内容で、そのギターを演奏している動画のURL付だった。

 
時代は変わって手段は違ってもこういうのってホント嬉しいもんで、メールを受け取ったのがちょうど大阪に行っていたときだったから戻ってからパソコンでちゃんと動画を観てから心を込めて返信させて頂きました。

本業は学生さんということだが、とてもいいギターを弾いているのでここでも紹介したいくらいなんだけど許可も得ていないので割愛します。
が、大阪でミュージシャン仲間にすぐに話しちゃったくらい嬉しい驚きだったなぁ。
自分の所有していたギターを別の人が弾いている動画を観るってのも新鮮だったしね。

 
あれから十余年…あの先輩ミュージシャンの動画を観ながら、ふと再び連絡を取ってみたくなってしまった。

 
※ 写真はイメージです