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SNSで知った訃報


最近では自分がプロとして活動する以前からお世話になってきた先輩ミュージシャンや、長年連絡先が分からなかった同級生の友人とやり取りする機会に恵まれ「FB(Facebook)も捨てたもんじゃないなぁ」と思い始め、自分も「あの人どうしてるかな?」と最近投稿がない人のプロフィールを覗いてみたりする。
 

30年くらい前に仕事を頂いたのをきっかけにお付き合いが始まり、仕事が終わるたびに何度も何度もリッチな飲みに連れて行ってくれた数少ないリアル&FB友の5学年上の人がいるのだが、数年前に帰省し新しい商売を始めたらしく酔っ払ったときにはよく電話をくれて近況を聞かせてくれていた。
 

ページを開くとアカウント名の上に「追悼」の文字があり、最後の投稿は息子さんのもの。
驚いたことに既に昨年の暮れに急性心臓死で他界されていた。
 

一般の方なので事故や事件でもなければ報道されることもないから半年間も知らないまま呑気に「最近どうしてるかな?」と思っていたので、文字通り「胸にポッカリ穴が開いた」ような感覚になった。
 

ショックとともに自分のことも考えさせられる。
自分の場合はSNSを何のためにやっているのか、ということに尽きるのだが。
 

リペアしながら今でも現場で活躍してくれているギターアンプのJC-120はその人が新品で購入してから殆ど使っていないものを「デカくて邪魔だから」と自分が所有していたもう少し小型のアンプとトレードしたもの。
これからも大切に使わせていただかなくては。
 

訃報を個人的にもらった連絡で知ったとしてもFBの追悼投稿で知ったとしても故人を偲ぶ気持ちに変わりはない。
一時喧嘩別れもしたけど何かの拍子に復縁できて、それからは長いこと友好関係が続けられたのだから。
 
合掌。