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2002.04 多摩川スタジオ

今月はレコーディングが得に多かったので自宅スタジオでどのよう機材を使用しているか紹介します。

ステージで殆ど使うことのないOvation 1769 Custom Legend(左)と以前愛用していたValley Arts S7 M Series(右)。ベーシックはこの2本を使用。アームプレイが必要な場合はステージでも使用しているYAMAHA Pacifica 912 (Order Made) を使用する。
アコギの方はライン出力もできるのだがピックアップ独特の音より生ギターらしさが要求されるので録音時はマイクを使用する。

録音にはKORG Digital Recorder D8(黒)を使用。各パートの音作り、録音までをこの1台で済ます。
これがコンパクトながら多機能でなかなかGood。機動性が良く出先にも持って行けるので山中湖の周辺のホテルで録音した時などもある。
そしてここに入っている音をPC用のオーディオファイルのフォーマットでCDに保存するのだがその時に必要となるのがインターフェースのYAMAHA UW500(赤)。
これを使うことでPC内のハードレコーディングソフトと同期しながらDigitalでの音の入出力を可能にしている。
つまりダビング時の音質の劣化をさせないためのもので、CDからMDにダビングしているようなものである。
実はこれWindows用に発売されたものでドライバにβ番を使用(現在はMac番も発売されたので一応純正ドライバを使用)。Macを使用していながらなぜか昔からSCSIなどの周辺機器にMac用じゃないものを使う傾向がある。ハードディスク、MO、CD-R、etc.。

データの作成にはPowerBookG4 400を使用し各トラックのファイルを単体で保存する。
ソフトはVision DSPを使用。グラフィカルなのが特徴でキーボードを使った操作が実にMacライクなのでかつてのバージョンのStudioVisionの頃から愛用している。
画面で演奏していない部分のノイズの処理や各パートの確認をし、同時に他のMIDIファイルとのサイズ合わせをする。
最後にFireWire(IEEE)接続のCD-RでデータCDを作成する。

光ファイバーが普及すればいよいよ数10MBのデータも即時に転送できるのだが、現時点では納期に合わせCDを郵送している。

最後に納品したデータをエンジニアやプロデューサーが別のスタジオでヴォーカルパートなどとミックスし作品が完成する。
最終段階までに何人かの個性や好みが入りエフェクトやイコライジングの処理の後では音の感じがここで聞いた時とは変わってくる。
それをON AIRやCDで確認するのもまた楽しみの一つだ。

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