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  5. No.053
JC-120とスイッチャー(2ch同時使用)


スイッチャーを使って複数のアンプを同時に使うのは昔からよく使われている方法だけど、センドリターンがある「プログラマブルスイッチャー」ならではの2chのアンプの使用方法が最近のセッティング。

2chのアンプはローランドのJC-120を使用。
これなら遠征時もレンタルが容易だし、ライヴハウスでもスタジオでも置いてある定番アンプ。


まず歪み系音色とクリーン系音色のソロモードは最大音量でしか使わないのでボリュームペダル(VP)を通さずアンプのBchを使う。 これを立ち位置以外でもモニターできる程度の音量にセッティング。
スイッチャーはsendを通る回路にし、returnに何も挿さなければAchから音は出ない。

次にアンプのAchを同じくらいの音量にセッティングし、スイッチャーはsendを通らない回路にする。
VPで他の楽器やボーカルと混ぜた際に心地良い音量に絞る。ちょっとしたオブリにはソロモードを使わずVPで少し音量を上げる。

VPにミニマムボリューム機能があればそれで音量を設定するもよし。オブリで上げた音量を完璧に元の音量に戻せる。
また、音量を下げることによって聞こえ難くなった場合はプリアンプで音質を微調整。
この辺りは会場の作りや立ち位置に左右される部分なのでかなり使い勝手がいい。

更に、ソロモードの音量も独立したチャンネルを使用するため、立ち位置より前に出て弾いてみて少し聴こえ難いなと思った時、近くにいる音響さんとかに「アンプのBchのボリューム少しだけ上げてください」って頼むこともできる。


以前ラックシステムでアンプのリターンへステレオ挿ししたり、歪みにチューブアンプを併用したり、チャンネルリンクを試したりしながら長年使用してきたJC-120。
新しい技術で開発された機材と併せて使ってもまだまだ色んな方法が試せるのは凄い。
まぁ、スイッチャーやアンプは上記の機能を備えていればモデルやメーカーは関係ないんだけどね。



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