PB520Cに他社ノートのTFT液晶を接続する!!
PowerBook 520Cの中身全部を入手しました。一応動きます。
でも520cなので液晶キタナイです。しかも下半分がちびまるこちゃん状態です。
なんとかしたいなあ・・・と思っていた所、
PHENiXというサイトを発見し、その中で500シリーズに他社製ノートのLCDを
取り付けようという試みを行っている方々がおり、有益な情報を得ることができました。
その結果、暫定的ですが520CにTFT液晶を接続するのに成功しました!!。
これが他社製ノートです。富士通のFMR-50NBX/T2。秋葉原の日米地下でなんと\3,000でした。
まあ独自アーキテクチャのマシンなんてこんなものなのかな?CPUは486SX/20MHzでした。
フタを開いた所。キーボードはOASYS配列っぽいが実はJISモドキ。
ディスプレイ側のケースを外して液晶を露出させたところ。
液晶自体はSHARP製LQ9D012、8.4インチTFT512色表示のLCDです。
接続コネクタ付近の拡大図。あとバックライトの方にもコネクタがあります。これらの
ピンアサインが分からないと当然の事ながら繋ぐことはできません。ちなみに
SHARPのWebはプアーでほとんどデータシートの登録はありません。またSHARPに
問い合わせても個人でデータシートを入手することは困難でしょう。またこのLCD
自体がディスコンになっている可能性は十分にあります。ということで
実際にノートの電源を入れて信号を見ながらピンアサインを解析することにしました。
FMRを分解して動作可能状態にしたところ。この状態で電源を入れて
各信号線をオシロスコープでモニタします。
これがオシロスコープです。私はテクトロニクスの475というものを所有しています。
大体ピンアサインがわかったので今度はPB520に繋いでみます。電源などはまだ
FMRから供給しています。モニタセンスラインはPB540Cと同じにしています。
このモードでVGAと同じ信号(H-sync 31KHz,V-sync 60Hz,DotCLK 12.27MHz)がでてきました。
とりあえず、h-sync,V-sync,Dotclock,適当なデータ
ラインを繋いだらモノクロですが画面が出ました。
LCD部分の拡大図、まだモノクロです。FMRからは完全に切り離し、すべてPBからの
電源供給で動作しています。
切り離されたFMR。諸行無常。なむ〜。
とりあえずのRGB化成功の図。まだ各色のビットがわからないので
色階調がおかしいですが、RGBは出てます。
配線拡大図。インターコネクト
ポートより線を引き出しています。バラックで実験
しながら組んでいるのでいいかげんです。良い子は真似しないように。
カラー化したときのLCD拡大図。やっぱTFTはきれいですね。512色とはいえ
立派立派。
PBのマザーボード等など。ケースが無いんです〜。誰か恵んでください〜。
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