『フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 3楽章 』

 ト短調だった原曲を,Bach自身がフルート用に書き変えたのが、この曲です。
 フルートとチェンバロの左右の手が受け持つ3声が非常に緻密な対位法で、
 展開されています。

   第1楽章 Andante
   第2楽章 Largo e dolce
   第3楽章 Presto

 3楽章は1楽章と同じく、3声部が展開されます。
 曲は、フーガ形式の前半とジーグのリズムの後半との二つの部分からできています。
 特に後半はフルートの技巧を高度に発揮させた作りになっています。
 ここでもあえて、チェンバロパートのベロシテイは変化させています。


自筆譜
(ソナタ ロ短調 1楽章の自筆譜)