1747年、春 バッハはポツダムのフリードリッヒ大王に招かれ演奏をしました。 その折り、王からテーマを与えられ即興演奏をすることになります。 「音楽の捧げ物」はその時の即興演奏をもとに、2カ月後、王に献上された曲です。 三声のリチェルカーレは王のテーマをもとにフーガ形式で作曲されています。 ただ、テーマ自体がストレッタに不向きであるため、通常のフーガとは異なった 処理がされています。