緩-急-緩-急のいわゆる教会ソナタ形式で書かれています。 王のテーマは各楽章に現われますが、主要主題として用いられるのは終楽章のみです。 王の好んだフルートが用いられるなど「音楽の捧げ物」全体の中でも、大変重要で且つ 頂点をなす曲と思われます。 第一楽章 Largo 2部形式のアリア風楽曲です。 王のテーマは最初の4小節にチェンバロ左手パートに現われます。 自由に模倣されるヴァイオリンとフルートの旋律は大変魅力的です。