「イタリア協奏曲」は2段鍵盤付き大形チェンバロの為に書かれました。 もともとの曲名には「イタリア趣味にもとづくコンチェルト」とあります。 この名前からもわかるように、イタリアの合奏協奏曲の作曲原理が応用されています。 楽譜の上でも独奏楽器と合奏(トウッテイ)部の音響上の対比を明確にするために、 フォルテとピアノという強弱記号が用いられています。