Text

<< 1 2 3 4 5 6 7 8 >>

6. 納豆工場見学?

2005年09月09日(金)

7.さようなら水戸

入り口の前にのぼりの立てられた店が道沿いにあった。

mito022.jpg

天狗納豆、ここだ。工場見学と書かれたステッカーがガラス戸に貼ってある。店に入るといきなり土産コーナー。なのに誰も居ない。奥の扉から工場のようなので進む。作業衣のおばさんが歩いていたので工場見学をしたいと言うと、既に終わってしまったらしい。確か朝8時から見学できたはずだが、終了も早かったのか。ご飯の前に来るべきだった。それでも見させてはもらえるそうで、スリッパに履き替え納豆の匂い漂う暗い部屋へ入る。本当誰も居ない。1メートル以上高さがあるストッカーに納豆を入れるわらずとが高く積まれている。

mito023.jpg

ガラス張りの部屋にはベルトコンベアーが何機か並ぶ。

mito024.jpg

窓の無い厚い扉のついた発酵室が幾つかと水洗いコーナーがある。これだけの構成で納豆は作られているのか。靴に履き替え、2階の資料室へ向かう。先程から大きい音が響いていたが、通路横にガラス張りの部屋があり、中で若い男性が藁を裁断している音だった。廊下には納豆関連のポスターやパネルが貼ってある。給食ニュースはすっかり色あせている。

mito025.jpg mito026.jpg mito027.jpg

資料室へ続く階段の壁には、納豆が歌われた著名人の俳句が書かれたパネルが2枚。長い歴史があるからこういうのも出てくるんだろうな。

mito028.jpg mito029.jpg

資料室は教室の半分くらいの小部屋で、写真や知識関連のパネルと実際使われていた道具やレプリカ、そして休憩できる長椅子が置かれていた。土産コーナーに戻ると、常連客のおじさんが店員と談笑しながらまとめ買いの発注をしていた。名誉水戸市民になれるよと相手をしている店員が冗談を言っているほどしょっちゅう来ているようだ。若い女性店員は他の客に応対するべくこっちを向いて座っている。自販機で買ったのとは違うホワイトチョココーティングもあるチョコ納豆を試食すると、悪くない味でホッとした。乾燥納豆はちょっと味がキツイ。スタンダードなわら納豆などはやはり買う気がせず、店を出た。

7.さようなら水戸