今年はいかがでしたか?私はあまり思うような活動はできませんでしたが、かと言って苦労をすることも無く無事に一年を終わろうとしています。特に嬉しかったのは、長いあいだ探していた『鳳仙花の咲く丘』の戯曲が韓国にあることがわかり、うきうきした気持ちで年の瀬を迎えております。「終わりよければ…」と言いますが、おかげで来年も良いことが起こりそうな気持ちでいっぱいです。韓国は旧正月を祝うので、新年のご挨拶は1月の31日にまたあらためて…。それでは、よいお年を。
秋口から「今年は寒くなる」ということばをよく耳にしましたが、どうやら本当のようです。元気の良い初雪が降りました。
ソウルの鍾路5街に位置する斗山アートセンターで第12言語演劇スタジオのソンギウン脚色、東京デスロックの多田淳之介演出による『かもめ/カルメギ』(10/1〜26)を見ました。なかなかにおもしろいです。チェーホフの『かもめ』を植民地朝鮮に設定を移して、廃墟のような舞台は1930年代の荒廃した植民地朝鮮と2013年の崩壊した日本を重ねて見せる…。秀逸でした。
ご存知のように、韓国では旧正月をメインに祝います。今年は2月10日の日曜日が正月にあたり、その前後が休日になります。したがって、新正月から旧正月の間はなんだか微妙な気分です。新正月を迎えて「よし、今年は」という気分になるものの、旧正月を待たないと本格的に始動しないような…。だいいち歳のせいか、さいきんはエンジンのかかりが非常に悪い…。でも今年こそは日・韓現代演劇交流を主題にした博士論文を提出するつもりです。本年もどうぞよろしく。
去年の日誌
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