先週、劇団「温泉ドラゴン」の『BIRTH』を大学路・演友劇場(ヨヌグッチャン)で拝見。記憶(追憶か?)という主題を扱う演劇だということを彷彿とさせる幕開きと、「振り込め詐欺」で金を稼ごうとする話の中身が僕の頭の中でうまくつながらなかったが、「親から金をだまし取るのはもういやだ」という至極当然な理由で電話を掛けることを拒む友人(共犯者)に対して、「友達だから助けるのが当然だろう」というヘンな主張で電話を掛けることを強要する男(主犯)の台詞が耳にこびりついている。芝居とはまったく関係のない次元だが、このヤクザな男の「友達だから」という強引な態度が、ヘンな「平等意識」で福島の放射能をあちこちに「拡散」させようとする日本の雰囲気に似ていると感じたからだ。
いつのまにか秋になってしまいました。中秋の名月を撮ろうと思ったのですが、あいにく昨夜のソウルは曇天で、月は雲間に隠れたままでした。
韓国でもチュソクは本来は中秋の名月を楽しむ名節だと聞きました。それがいつのまにか墓参りや里帰りの日として定着したらしいです。このことから、チュソクは日本の「お盆」と比較して語られるケースが多いのですが、厳密には違うものというわけですね。
韓国はチュソク(9月8日)をはさんで「前後三日」を休みとしていますが、今回はチュソクの前日が日曜日なので初めて振替休日を設定しました。ところが、こんかいの振替休日は「事業主の裁量で休む」となっていて、会社によれば振替指定された水曜日には仕事を始めるところがあるようです。
いま現在、年譜の過去データの改訂・補完作業を進めています。2013年以降の新規更新は行いませんし、例によって自分の関心のあることから作業を行いますので作業順序も一貫しません。論文執筆の準備作業なので、あしからずご了承ください。 ^^;
今後の更新予定ですが、論文作業との兼ね合いで、関連のあるコンテンツから更新を行います。たとえば各時期ごとの韓国演劇状況を総括した年鑑の記事や韓国で上演された日本作品の劇評などです。したがって、コンテンツによって更新頻度は少し偏りますが、何かのお役に立てば幸いです。
大学路を散策していて、「藝総會舘」のビルから看板がはずされていることに気がつきました。木洞に「芸術人センター」というのができて、「藝総(イェチョン)」はそちらに移転したということです。大学路の名物がひとつ消えたようで、ちょっと寂しいです。
看板が取りはずされた入り口
建物全景
『日・韓演劇交流史』の作業に集中するために交流年表の新規更新を休みます。しかし過去のデータの追加あるいは修正は継続して行う予定です。
昨年は11月に早々と初雪が降り、さぞや寒い正月になるだろうと思っておりましたが…なんと春のような好天気です。ちょっと拍子抜け。みなさま、それぞれの目標に向かって今年もがんばりましょう。
去年の日誌
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