2004.8.6(金) [to the other side vol.8]
三軒茶屋 Grapefruit moon <http://www.grapefruit-moon.com/>
出演 / 谷口正明と彼のギター、AEROBICS=[Spiritjack(平野哲也)×MYON]、
猫祭り姫(+机)
(フライヤーイラスト)
「猫祭り姫の夏休みのうた日記」というタイトルで、和風にまとめました。
1. 菊のお舟
「7月30日、朝ご飯の後、神社の裏に遊びに行った。帰ってきた子と、帰らなかった子。」
2. 夜鶯(ナイチンゲール)
「7月31日、私の鳥が逃げてしまった。私の記憶の断片でかすかに残ったのはナイチンゲールの鳴き声だけ。
私がなぜカラの鳥篭を手放せないのかを、私は知らない。」
3. 羽虫
「8月1日、まぶしい月明かりに引き寄せられて、夜の空へ昇っていく。」
4. 夏の虫
「8月2日、暑い午後、公園で、奇妙な虫を見つけた。」
5. ブランコ
「8月3日、夢の中で私は、秋の河辺に佇んでいた。」
6. 苺
「8月4日、ベニスへ避暑に行き、ボクはそのおじさまに会ったのだ。」
7. ひがん
「8月5日、河原に小石を積み上げて、あたしはあっちへ行かなきゃいけない。」
8. 鬼子
「8月6日、山から天狗が降りてきたと、村中ひどい騒ぎになった。」
9. やっぱりおうちが一番
「8月15日、殿様がお帰りになるので、みんなで宴の仕度をする。」
『夜鶯』は「音の福神町計画」より。『夏の虫』は幼虫社より。
二人編成のアコースティックライブ。
うた・ギター・鈴:猫祭り姫
バヤ(太鼓)・ピアニカ・鈴・SE・オルゴール:机
幼虫社の最近のライブは生演奏なしなので、机さんの演奏する姿は大変珍しいと思います。
猫祭りも久し振りにカブリモノなしで歌いましたが、景色は見えるしモニターからの音も聴こえるし、
なんだ快適じゃん、という感じ。今後は狐子に裏方をさせようかしら。
『夜鶯』ではオルガニータ式オルゴールを作成しオケに使用。
シートに一音一音穴をあけて作るのですが、フルコーラスでシートが何メートルにもなりました。
『菊のお舟』で使った鈴は伏見稲荷大社近くの神具屋さんで買ったもの。
猫祭りの頭の大きなリボンには金魚のぬいぐるみがくっついています。
浴衣の柄も金魚。
天井から吊るした小さな金魚は本番でランプのように光る予定だったのに
本番直前内蔵する部品が行方不明になったため光らせられませんでした。
足につけた鈴。左足にはアンパンマンのバンソウコウ。剥がすの忘れてたの。
6日は朝東京に夜行バスで到着してからリハーサル前までにもう体力が限界というくらい
東京観光して歩き回っていたので、本番で緊張する余裕もありませんでした。
でも目を閉じて歌うのはただの癖で、疲れて眠っていたのではありません。
主催者マルタさんの要望でかなりゆっくりめに進行しました。
会場のグレープフルーツムーンは内装も音響もスタッフの人たちもみんないい雰囲気で、
気分良く歌えました。すぐ近くに富士見湯という銭湯があるのもナイスです。
撮影:骨月伝吉朗(カメラは猫祭りのDiMAGE X20)