赤い雲と白い月の国の冒険の物語
暗い森の悪い魔物が村人たちをさらって食べてしまう
村人たちが大弱り どうしましょう
そこへやってきた若い剣士
黒いウサギを肩に乗せて
たくましい腕 太い剣
なんだかとても強そう
(村人)お願い 魔物を退治して
(剣士)それはムリです 私は修行の身
(村長)これはこれは気付きませんで
ご馳走をお持ちしました
若い娘は如何ですか?
お酒も飲みなされ
(剣士)なんて調子のいい村人だ
仕方ない これも修行のひとつ
行ってみようかな 魔物の森へ
魔物の住む森を目指して旅立つ剣士とウサギ
盲目の魔法使いが途中で旅に加わる
ついにやってきた魔物の森
重く冷たい石のお城
扉が開くよ 足がすくむ
なんだかとても怖そう
気が付くと深い深い闇
ウサギよ ここはどこかな?
ウサギの赤い眼で照らし出すと
そこにはたくさんの人
(村人)ここは魔物のおなかの中ですよ
(剣士)それじゃあ私は食べられたのですか?
若い剣士はなにせ修行中
魔物に勝てなくて魔法使いとウサギ共々食べられたのでした
だけどそこにいた美しい村娘と恋に落ち結ばれました
ちょうど神父さんも食べられてきたところ
めでたし めでたし
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