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最近めっきり新しい音楽と言うものに手を出そうということをしなくなった。

中学生や高校生の時なんて馴染みのレコード屋に入り浸り、何か新しいものはないかとひたすら試聴を繰り返していたし、東京に出てきたばかりの頃なんてレコード屋をひたすらめぐったりもしたものだった。

それがいつの間にか新しいものを聞かなくなり、同じようなものばかり聞き、購入量自体減ったように思う。 そもそも戦前ブルースに手を出したのも同じような状況に陥っていて、そのことを前述のレコード屋の店長に話したところ、戦前ブルースを聴き衝撃を受けてのめりこむようになった。

それも今や慣れてしまい、また同じような状況に陥りつつある。

これじゃいかん、と思い今巷で話題のいくつかのバンドに手を出してみる。

リハビリのために聞いたCD群 (以下あくまで私見ですのでご容赦を)

・フランツフェルディナンド (YouCouldHaveItSoMuchBetter)★★☆☆☆

1曲2曲ならいいんだけどそれ以上は無理。 どれも同じような曲で1周したところでギブアップ。 油物で胸焼けがするような、まさに自分が老いたのとシンクロする。

・アークティックモンキーズ (Whatever People Say I Am, That's What I'm Not)★★★★☆

何周もi-podで移動中等聞いたのだけれどほとんどイメージが残ってない。 履歴を見る限り5周くらいは聞いてるんだけどなあ。でも何曲かいいなと思えるのもあった。人気があるのも分かる。

・カイザーチーフス (Employment)★★★☆☆ 前述のフランツと似たような声と曲のイメージ的な感じも似てるが、こっちはまだバリエーションがあるように思う。 若干ブラーっぽい。

・カサビアン (KASABIAN)★★★★☆ 今回あげた中では一番。 ロックに空間的なテクノロジカルを合わせたような感じ。若干クセになりそうな感じではある。

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世間で評判なCDを聞いてもこのザマだ。 もう完全にやられてしまっているのだろうか。
もう麻痺してしまっている。 薬をやりすぎて耐性が付いたりするのと似ているような気がする。
色々聞きすぎて、昔のように衝撃を受けるようなことはもうないのかもしれない。
そんなような事を高校時代からの友人オガコーと話ていたらそんなことではいかん、と言うことで若かりし頃にやっていた、あるアプローチをしてみようということになった。

その名も 「ジャケ買い」

それはCDやレコードを下調べなしにジャケットのみを見て判断し、買うという玄人(ばいにん)技である。

しかも本来はレーベルや参加エンジニア、プロデューサー等を見たりして判断をしたりもするのだが、それも禁止。
ジャケットがグッと来た物だけを手に取り、聞き、それをここでレビューしようということになった。
このCDやレコードをかけて出てくる最初の音までのなんとも言えない緊張感。
これが今我々に足りないものなのではないだろうか。

Vol.01 The Shore - The Shore By Sugar 2007年04月22日


あまり安いのとかを買っても、ただの遊びになりかねないと言うことで、輸入版新品で購入。
結構本気。

今回買ったCDはThe Shoreという三人組バンド。(ジャケットから判断)
選んだジャケットはサイケな色使いでそんなに変でもない。

なんだ意外と冒険しないんだなと思ったかもしれないが、問題はそこではない。

新品でCDを買った場合、「〜のドラマの主題歌」みたいなシールが貼ってあったりする事があると思う。

このCDもその手のシールが貼ってあったわけなのだが、その文面をここに記しておく。

The Shore Featuring
”Hard Road” ”Fire Fly”

California's Best Brit-Pop Band

最初の文面、ハードロード、ファイアフライが入ってますと言われても曲を知らないと言うことはさておき、問題は次の文章である。

カリフォルニアで一番のブリットポップバンド。

一瞬頭で処理できなかったものの、これしかない!ということで手に取り購入。


(一応知らないかもしれない人のために書いておくと、ブリットポップのブリットはブリテン(英国)であり、ロンドンやマンチェスター界隈のバンド がやってる(やってた)ような音楽である。ビートルズの影響を多分に受けたつつ、甘くポップな感じ。)

で、その気になるブリットポップバンドを検索エンジンで検索してみたものの、出てくるのは英語のサイトのみ。それも結構情報が少ない。
日本語の解説はもしかしたらこれが最初じゃないかと言う感じに、まったく日本語の解説がない。日本語アマゾンにも置いてなかった(アメリカのには あるし、i-tunesでもジャケット画像が表示される)

ジャケット中の写真から見るに、真ん中の人物はストロークスのボーカルとジムモリスンを足した感じで、右の人は誰かに似てるわけではないがUKっ ぽいような感じで、左の人はサッカーブラジル代表のロナウド似。かなりやばい。

とりあえずその少ない情報の中で言えるのは、カリフォルニアはアメリカでブリットポップはイギリスと言うことくらいである。
これは検索エンジンで調べなくてもわかることだが。


以下レビュー。

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果たしてカリフォルニアのブリットポップバンドという非常に間違ったこのバンドはどんなもんなのかということで、ドキドキしながらかけてみる。

音的にはオアシスとかよりもVerveとかインド味を抜いたKULA SHAKERとかに近い。
ブリットポップといいながらも確かにそうなんだけどBlur的な要素はあまり感じない。
曲のリズムとかは全曲基本的に緩やかで、
どちらかというとストリングスの入り具合とかはすごいVerveを思い出させるような。


ボーカルの声は非常に声の調子のいいノエルギャラガーと歌が上手くなったイアンブラウンを足してリチャードアシュクロフトが覗き込みつつそれを水 で薄めた感じ。
誰かに似てるようで微妙に違う感じ。

聞き込んでいくも、なんというか普通にブリットポップというかUK的なありがちなロックをやっていて特に変わったところもない。
こういうレビュー的にはちょっと位変なのとか、全然よくないのとかを引くのがおもしろくなりそうなんだけども、なんというか非常に普通。

ひょっとすると高校生とかの時に聞いていたら好きになっていたかもしれないくらいの。

本当に唯一残念なのがカリフォルニアでナンバーワンを標榜してるブリットポップバンドな事くらいだ。
そりゃアメリカなんだからブリットポップで争っても敵がいないから、割とその肩書きでナンバーワンにはなれそうだろうと。

ということで第一回目はこんな感じで。
くわしくはこちら

http://www.myspace.com/theshore

Vol.02 the monochords - volume1 By オガコー 2007年04月22日


どうよ、この意味がわからないジャケ。
しかもアルバム名がVolume 1
手に取った人の興味を削ぐデザイン。

だからこそ、聞いてみた。
500円で買ってみた。
ちなみに、裏返すと虫が丸まってるだけです。

the monochords"Volume1"

ザ・モノコーズはドイツの五人組バンド。
このアルバムは2003年のリリース
アルバムのスリーブを開くと、五人全員が緑のモッズコート着用という非常に衝撃的なヴィジュアルのバンドである。

その格好からわかるとおり、その音楽性はザ・フーやジャムのようなソリッドなギターにR&Bなリズム、そしてモッズといえばオルガンであ る。
「she's not there」はオルガンとファズギターが曲を盛り上げ、踊れるロックチューン。
間奏に「I Can't Explain」ライクなブレイクをもってきたりなんかしてなかなかツボを押さえている。最近のアークティック・モンキーズやらのライブに前座とかにいた ら似合いそうだ。
アルバム全体的に決して悪くないし、つまらなくない。

結局これを500円で買って当たりだったのかはずれだったのかといえば、
当たりでした。
このCDをプレーヤーに乗せたとき
少なからずドキドキしたし、決して期待を裏切らない音楽を
モノコーズは僕に届けてくれたと思う。

惜しいのはモノコーズのオフィシャルサイトがなくなっていたこと。
活動を続けているのか解散したのかどうか分からないのはもどかしい。

Vol.03 Green Wheel - Soma Holiday By Sugar 2007年05月14日


今回のネタはGreenWheelという5人組のバンドのSomaHolidayというアルバム。
今回のこれはなんと日本盤である。と言うことはもしかしたら知ってる人がいるのかもしれない。
このアルバムを手に取った理由も日本盤ならではの帯の解説文である。

〜本能の奥底に潜む情熱をやさしく解き放つ・・・・

熱く訴えてくるヴォーカル、そしてやさしくも大地の底力を感じさせるメロディ。
ミズーリ州、セント・チャールズ出身の新生ロックバンド現る!



よくわからないがなんだかやけにスケールがでかそうだ。

オラ、ワクワクしてきたぞ!

ジャケットの中の写真もやたらサバンナチックで、ミズーリ州をブルースでたまに出てくる(セントルイスとか)、それくらいしかよく知らない自分の 中では西部劇のテキサス並みの原風景しか浮かばない。

以下レビュー。

聞こえてくるのは遠く十代のころに聞いていたよなグランジ音。
といってもスティーブアルビニ的な生々しい音じゃなく、オルタナ音といったほうがいいのか、スマパン的な音に近い。
比較的メロディアスでポップであるが、残念ながら大地の躍動のような音は聞けない。
そもそも大地の躍動の音ってどんなのかすらわからないが。
少なくともWindowsの起動音はしないでもらいたい。
ヴォーカルの声はもっと高くて酒を飲まないエディーヴェーダーという感じ。
まさにあの頃を思い出すにはぴったりの寄せ集め具合である。

オルタナという言葉を久しぶりに発声してみたい人にはお勧めのアルバムかもしれない。

しかしどうやったらあんな帯のような文章が書けるのだろうか。

Vol.04 Sumack - Now Hear This By オガコー 2007年05月31日


まったく知らないアーティストのCD(たいてい500円以下の輸入盤)を一生懸命がむしゃらにレビューしてみるこの企画。

今回は下北沢のRecofanの二階の奥で出会ったCD、
"SUMACK"の「NOW HEAR THIS」です。

SUMACKはイギリスの五人組バンド。
ブックレットを見ると、メンバーはメインボーカル兼ベースを中心に、ギター兼シンセが二人、ドラムとパーカッションが一人づつという少し変則的な 編成。
しかも全員が歌えるらしく、一筋縄でいかなそうである。

この「NOW HEAR THIS」というアルバムは1999年リリースの、レーベルがアンダーワールド等で有名なV2。全13曲収録のなかなかのボリューム。


さて肝心の音は、

アナログシンセがポップなディスコっぽい曲や、
ローファイなドラムマシンを中心としたBECKっぽいラップをする曲、
はたまたギター全開のロック等…、

はっきりいってバラバラですが、とてもよい!!


メロディはポップで、少し一本調子な男ボーカルがいい感じ。
全員歌える特長をいかしたコーラスや、たくさんの楽器をちゃんとまとめあげていると思う。このバンド、アレンジがうますぎるから、バラバラな曲調 になっているのでしょう。

アルバム全体的には雑食的というか、たくさんの音楽を参考にしているといった感じで、なんとなく90年代的な印象を僕に抱かせました。
そんな懐かしさと、レベルの高い内容をふまえて、

このアルバムは当たりです!


最後に、やはりこのバンドもサイトがクローズされていました…。
活動続けるってのも大変だね。

Vol.05 Motor Ace- Shoot This By Sugar 2007年10月28日


さて今回の一品はMotorAceのShootThisというアルバム。

これを選んだのは表紙の謎のキリンのマスク。
ちなみに裏面はインコの覆面で新聞を読んでいる。

なるほど、一筋縄ではいかない

このバンドはオーストラリアの4人組バンドでなんかオアシスが大絶賛らしい。
なんかいやな予感がするな・・・。

以下レビュー

いやな予感は的中する。
流れてくるブリットポップ臭。

今度はオーストラリアンブリットポップバンドか・・・・・。
ただ音はやや重い感じも受ける。
オアシスとかその辺りよりもなんていうんだろう、ややパワーポップバンド的な感じ。
ヴァーヴのリチャードアシュクロフト好きを公言(オアシスが好きだと言ってくれてるが)をしているだけあって、そんな匂いも感じるところはあるが
その辺りより今風なUKバンドと言いたい。それこそアークティックモンキーズとかそういうの。
声も似てるかもしれない。もしかしたら。
しかし、何より残念で突っ込むべきはUKじゃないと言うところ。

何故かこのCD、ボーナストラックが5曲も入っている。サービスしすぎだろ


そしてこのバンドはすでに解散してしまっているようだ。
オガコーじゃないが俺もついに解散物を引いてしまったようだ。

今回もはっきり言って悪くない。程よい感じだ。
聞き込むかと言われたらちょっと困るが、まあそれは好みの問題になってくる。
オアシスが好きだと言う人には渡してもいいかもしれないな、と言う感じだろうか。

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