市民オンブズマンいばらき*ニュースレター

第22号/2005年6月3日発行

● 市民オンブズマンいばらきの9年目が始まました。4月23日(土)土浦市のワークヒル土浦で「2005年度(第9回)総会」を開催し、05年の活動方針が決まりました。詳しくは当日の議事録を参照ください。

● 総会の記念講演では、「地方自治体の補助金を考える」と題して、筑波大学名誉教授であります古賀達蔵先生(つくばJGN2リサーチセンター長)からお話がありました。会員以外の参加者も多く、補助金の問題点、解決策等、分かりやすい講議の内容を集まった人たちは熱心に聞きました(同封しました新聞記事参照)。2部の有川幹事からの活動報告も、調査資料の分析を基に、補助金の実体と問題、制度面と対策、これからの課題等が語られました。

● 市民オンブズマンいばらき05年度プロジェクト参加者募集のお知らせ。初参加者大歓迎。
市民オンブズマンいばらき2005年度プロジェクト参加者募集
05年度は以下の4つのプロジェクトが始動します。会員であれば、どなたでも参加できます。同封のハガキにて返信をお願いします。

A) 補助金実態調査プロジェクト
 大阪市職員互助組合の補助金問題で、全国的に補助金の使い道が話題になりましたが、当会ではそれ以前から、調査を続け自治体に是正等の提言をだしています。
B)県議会改革
 県議会の非民主的な議会運営を質してしきます。
C)監査委員制度の調査・検討 
 行政の監査機能が充分でないところに大きな問題がある。その監査制度の調査と改革案の検討をします。
D)上下水道問題調査・研究
 水道料金は何故高いのか?水問題を基本に考えていきます。
                     
● 県市議会議長会に海外視察廃止求め意見書を提出。5月27日に石川事務局長と谷萩代表が水戸市市議会事務局を訪れ、海外視察の廃止を求め意見書を提出しました。県内の各市議会から議長・副議長・議員団を組み、大勢で海外に視察にいくのは観光旅行でしかありません。市民の税金をつかって行われる、こん海外視察は多くの市民の声と共に止めさせないといけません(新聞記事参照)

● 次回全国大会に向けて、全国市民オンブズマン連絡会議からの調査依頼を実施しました。
1) 補助金統一規則・補助金一覧表について、県と県内の市にアンケート調査
2) 一部事務組合の情報公開条例設置調査(制度の有無)
3) 落札率調査。県は1億円以上の契約。水戸市は5000万以上の契約

● 各地域の動向。5月29に行われた河内町の町長リコール後の選挙では、リコールされた村長の野高貴雄氏当選する。同日の境町の議会解散の住民投票は圧倒的に賛成が多く議会は解散に追い込まれた。選挙は6月28日告示、7月3日投票となる。土浦市では、当会の会員が中心に、議会視察の支度金廃止を求める署名活動を始める。その動きに抗して、各市で廃止の動きが新聞等に掲載される。合併や三位一体改革等で政治の動きが加速度的になっています。それに踊らされることなく、市民からしっかりと足下の自治体を監視・是正していきましょう。