12月2日「筑波大学の現状を語る会」のご報告
つくば地区から「連絡会」結成の呼びかけ

2000年12月 筑波大学教職員組合
   (文責:書記)

 本格的な冬の到来を感じさせる寒さの今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。つくば地区は東京よりさらに冷えるのだろうと、想像をしています。
  さて、期末試験作りなどの事情で遅れてしまいましたが、12月2日の「つくば大学の現状を語る会」の報告です。今回は、私たちにとってたいへんうれしいことに、別紙の通り「筑波大教職員組合つくば地区連絡会」をつくる呼びかけがな  されました。大きな一歩になることを願い、私たちにできる協力をしていきたいと思います。以下、簡単に会合の経緯を記します。


(1)自己紹介のあと、今回実施したアンケートの状況を報告しました。その後届いたのも含めて現在82通、記述部分を除いた集計は同封別紙のとおりです。以下のような特徴が見られます。
 1) 何といっても看護婦さんの要求が切実である。回答率も他の職種よりかなり高く、具体的な状況を詳しく書いて寄せられた方が何人もいる。他の大学病院と比べても勤務条件が悪いようである。
 2) 事務・技術職の方のものでは、独法化による身分保障や勤務条件への不安がめだつ。組合の情報や会報など希望しながら匿名だった方も結構いる。
 3) 教員では、独法化が大学の機構改革の上でプラスであるとの回答が約1/4ある。研究費の配分、職務の多忙さへの関心とも関わるが、筑波大学の現状への批判が反映していると考えられる。
(2)4月以来の経過をふりかえりました。「もう一つの組合作り」の経緯と現状も出されました。つくば地区に根ざした広がりのある組合をつくっていくことをめざし、その立場から一緒にやっていけるはずであることを確認しました。
(3)第10次定員削減の問題をめぐって情報交換をしました。事務・技術職をさらに削減する上、教員や看護婦も対象とするものです。筑波大学の「計画」についての情報を載せた「組合ニュース」を資料として配付しました。同封のものです。
(4)鈴木書記長が、自分でつくった「独立行政法人7つの虚構」というパンフを紹介しました。虚構とする項目は以下のものです。
 「私学のような自律性」「企業会計原則で効率化」「発生主義により真のコストを把握」 「自由に使える運営費交付金」「年度繰越金が使える」「行政のスリム化」「組合の権利が確立」 
 いずれ、さらに改訂されたものをお送りできるかもしれません。
(5)今後の活動について話し合いました。その中で、前述の通り、つくば地区から同封別紙の提案がありました。この方向で活動を進めていくことを確認しました。

 別紙にある通り、もう少しつくば地区で賛同者が広がるまで、連絡先は東京の筑波大教組で引き受けました。附属駒場高校の丸浜が窓口となります。つくば地区連絡会に協力していただける方は、丸浜までメール、FAXその他でご連絡ください。

★ きちんとした懇談会のあと忘年会をやりました。いろいろと話が弾みました。 報告は以上です。

この文書は次の方々(約100名)にお送りしました。
1 今回のアンケートに回答をいただいた方(アンケート結果のご報告です)
2 4月のアンケートに回答をいただいた方で、組合はあってもいいと答えられた方
3 第1回懇談案内か、第2回懇談会案内にご返事をいただいた方
4 その他、何らかの形で紹介をいただいた方


12月2日(土)語る会 つくば地区からのメッセージ

 私たちは、貴組合のアンケート作成に協力したり、「語る会」に参加しました。附属の方々が、平日、土曜の勤務の後、何回とつくば地区へ足をはこび、ご尽力されていることに敬意を表します。
 役員の方々は、本務を抱えながら、いろいろと困難がある中での組合の仕事であると思います。また、来年度の役員選考の時期になりつつあることも聞いています。
 今回3回目の「語る会」の案内では部会つくりについても呼びかけています。そこで、それに対する応えについて考えてみました。いつまでも、附属の方々だけに負担をかけ、お任せしておくというわけにもいきません。

【部会つくりの必要性】 
 職組のよびかけに応えて、若手教官同士の意見交換の場、教官・技官・事務官の意見交流の場、労働条件・大学管理運営の勉強の場として、一歩踏み出す必要性を感じる。
【部会つくりの困難性】
 部会つくりもすぐに百人、二百人と進む現状ではない。また別に、部会という形ではなく「組合設立準備」を考える人たちの動きもある。
【部会つくりの方向性】
 筑波大学の組合は、附属も含めて一つにする必要がある。
【部会つくりのエネルギー】
 若手教官の動きは、まだ十分に大きくなっていない。忙しく手が回らない現状がある。 技官・事務官のエネルギーが中心になる。この間の附属からの働きかけ、技官・事務官の積極的な動きを大切にしたい。

そこで、つくば地区の教職員から以下のことを提案したい思います。

【提案】
(1)つくば地区で語る会・勉強会を今後も行っていく。
(2)語る会・勉強会の企画、講師・会場手配、参加よびかけを行っていく継続的な会「筑波大学教職員組合つくば地区連絡会(略称:つくば地区連絡会)」を作る。
(3)つくば地区連絡会は、(1)部会つくり (2)語る会・勉強会の主催 (3)別の「組合つくりの動き」との連携、の三つに取り組む。
(4)同会の招集世話人・責任者はつくば地区の人とする。当面は連絡先を筑波大学教職員組合とさせていただく。人数が多く集まった段階でつくば地区連絡先を明確にする。
(5)構成員は筑波大学職員とする。
(6)連絡費として、任意寄附1,500円(年額)を募る。



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