アンケートにご協力いただいた皆様へ
2001年8月15日
筑波大学教職員組合つくば部会

つくば部会発足の報告・組合加入のお願いと
法人化問題シンポジウムなどの取り組み


つくば部会発足!

 残暑お見舞い申し上げます。
 私たちは、筑波大学教職員組合の呼びかけにこたえて、昨年12月につくば連絡会をつくり、「もう一つの組合作り」との関わりを考慮しながら、つくば地区における組合組織のあり方を検討してきました。国立大学の法人化の動きはいっそう進んでおり、前回お送りした「産業技術総合研究所」(この4月から独立行政法人化)組合の報告などから考えても、筑波大学における教職員組合の必要性はますます明かです。私たちは、7月に開かれた筑波大学教職員組合の総会で、「つくば部会」の結成を確認し、「つくば部会」を正式に発足させました。この部会組織の拡大をめざしていきます。
 「筑波大学教職員ユニオン」に関しては、5月開催の「結成」集会で、上部組織(日教組)加盟問題では意見が分かれたにもかかわらず、十分に討議することなく「議案一括」の「拍手採択」を強行するなど、そのあり方に疑問がありました。 しかし、私たちは「ユニオン」と共同して活動を進める道をさぐるという基本的方針にかわりはありません。
 私たちは、本学創立以来28年のあいだ地道に活動を続けてきた筑波大学教職員組合と共に「団結」を大きくしていくのが本学における組合づくりの本道であると、あらためて確認しました。
 この間、以下に報告するとおり、いくつかの重要な取り組みがあり、今後も引き続き新たな課題に取り組んでいきます。筑波大学で組合を大きくしていくことは、今、たいへん大切なことであり、そのいい機会であるともいえます。どうか、組合にご加入ください。また、積極的なご協力をお願いいたします。


筑波大学教職員組合として28年ぶりに学長・大学当局と会見・交渉を実現!

 筑波大学教職員組合はこれまで附属学校中心に存在していたこともあり、東京の学校教育部との交渉を定期的に行ってきました。しかし、法人化や第10次定員削減の問題、またつくば地区での部会結成の動きの中で、この間ずっと、大学本部との交渉、学長との会見を申し入れてきました。7月27日にこれが実現し、組合役員である附属学校教員と共に、つくば地区からも参加して大学当局と交渉し、学長と会見を行いました。
 筑波大学教職員組合と学長・大学当局が正式に接触をするのは東京教育大の筑波移転以来初めてのことになります。文部省大学といわれた筑波大学が変化してきたことの反映でもあり、法人化の動きの中で、組合があって当たり前という今後の方向を示すものでもあります。交渉の概要は別紙の通りです。


医療技術短期大学部当局の退職強要を関係者との機敏な対応でストップ!

 この問題の概要は以下の通りです。
 医学3学系と医療技術短期大学部では、短期大学部廃止と新学類創設の概算要求が検討されていました。この議論の中で、7月に、医短の少なくとも2名の教官に、新学類へ移行の際にはポストがないので退職するしかないということが伝えられました。
 現職の教職員に対しあってはならないことであり、組合は直ちに事情を確認するとともに、組合として本部人事課や医短の責任者に事情を問い合わせました。組合が加盟する全国大学高専教職員組合(全大教:2万数千人)、東大職組、群大職組から、情報と助言を得て、関係者ともに緊急情報交流会を開催しました。
 本部人事課からは、廃止・創設にともなって退職を強要することはあり得ないことという回答を得ました。医短の中でも退職強要に批判の声を上げる教員がでてきました。
 こうした中で、再び説明会が開かれ、退職強要発言は白紙撤回されました。組合と本部との7月27日の交渉で、この事態が確認され、廃止・創設で異動するポストは「任期付きでない教官ポストであること」が確認されました。
 医短の今回の事態が示すことは、もし組合のある職場だったら、こうしたことがおきる以前にチェックされ、未然に防ぐことができたということです。法人化にともない、人事や給与をめぐりさまざまな事態がおこることが予想されます。筑波大学における組合の必要性をよく示す出来事だと私たちは考えます。


筑波大学における法人化問題シンポジウムを9月29日(土)に開催!

 東大、京大をはじめ多くの大学で、教職員組合などが関わって独法化問題の検討が行われています。筑波大学でもぜひ自主的な全学的検討を実現しようと、準備を進めてきました。さいわい、多くの方との共同で実行委員会をつくることができました。実行委員会からいただいた実施案(別紙)を同封します。こうしたとりくみも、筑波移転以来の初めてのことです。2回、3回目を展望しつつ、「はじめの一歩」の成功にむけて、ぜひご協力ください。


今、皆さんにお願いしたいこと!

 ★9月29日の法人化問題シンポジウムにご協力ください。
   案内リーフの配布とポスターの掲示にご協力下さい。
    ご連絡下されば説明に伺います。また、必要枚数をお送りします。
   シンポジウム実行委員会にご参加ください。
    第2回8月20日(月)午後5時〜
    第3回8月31日(金)午後5時〜、
    いずれも場所は、生農F棟F106(大学中央・本部バス停から徒歩1分)
 ★この機会に、ぜひ組合にお入り下さい。組合は、教職員による助け合いです。
   組合費は月2000円以下、加入後の入金でも結構です。


 この案内は、昨年来の筑波大学教職員組合のアンケート等にご返事をいただいた方にお出ししました。諸経費は、筑波大学教職員組合が東京教育大学教職員組合から受け継いできた資金から支出しています。



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