麒麟>まあ、でもいつでも気軽に雪篠文が読めるのはイイ感じですね。遠いから尚更。
雪篠>まあ、その後ね、何気に麒麟さんのサイトもできて……うちより素晴らしいサイトにね(笑)
麒麟>うちのサイトで素晴らしいのはお客さんとバナーだけです。地味だし不定期更新だし…。
雪篠>麒麟さんという素晴らしい管理人さんがいらっしゃいます、と宣伝しておいてと。
雪篠>まあ、ともあれ、遠いのにお互いね、文章が読めるってネットってすごいなあってことでまとめておいて。
麒麟>話がまとまったところで質問。雪篠さんはブランクの小説で一番印象があるのはどれですか?
雪篠>イキナリかなり核心的な話題ですね(笑)
麒麟>なんとなく。良くでも悪くでも印象の面においてですよ。
雪篠>そうですねえ……長編の『目覚めの季節』は別格として、書いた時点の感じとしては『罪の名』。私らしい文章かなあと思った。
雪篠>今、振り返ってって感じだと『いろいろないろ』の存在感はちょっと大きい。
麒麟>なるほど。
雪篠>悪い印象としては、初のリアルタイム連載で失敗した『カタチあるもの』がダントツでしょう(苦笑)
麒麟>…リアルタイム連載は難しいですよね。
雪篠>麒麟さん的には如何でしょう?一番読者歴長いことになるんですけど(笑)
麒麟>夜話と一緒ですよ。私は『ハルカ。』が好きなんで、それで。あとは『十字架と少年』。
雪篠>『ハルカ。』はそうですね、私も。だからこその引き抜き(?)ですし。
麒麟>『いろいろないろ』は読めば読むほど不思議ですよね。5回は読んでいる気がするんですけど。
雪篠>5回って……(笑)いや、ありがとうございます?
雪篠>『いろいろないろ』は、なんていうか「だから何!?」感がただよってるお話ですよね(笑)
麒麟>『いろいろないろ』って私が出した「ルービックキューブ」のお題作でしたね…。
雪篠>そうですよ。『罪の名』も実はそうですけど<お題作
麒麟>「だから何!?」…でも「そういうこと♪」とかって片付けてもいい話。それくらい「何」の内容が重い気がする。
雪篠>奥が深い(苦笑)<って、作者だろ……?
麒麟>お題作は私好みに書いてくれているんですね。嬉しいことです(笑)
雪篠>貴方好みかはともかく(笑)麒麟さんのお題は緊張しますねえ、やっぱり。
麒麟>緊張…そうなんですか? 初耳ですね。単に量が多いからではなくて?
雪篠>いや(苦笑)お題自体が純粋に「え?」なのもありますけど。割と普通なお題でも、やっぱ。
雪篠>ライバル意識というよりは、ファンがプレゼントを選ぶ心境みたいな(笑)
麒麟>片っ端から読んでいるせいかも…。
麒麟>ファンがプレゼントを選ぶ心境……なんですか、それ。
雪篠>いや、そのまんまですよ(苦笑)<ファンが〜
雪篠>基本的には私は芸達者な方ではないんで「誰からのお題だからこういう話」みたいなことはできないし、しないんですが。やっぱりお題作に限って「うわ、つまんない」って思われたら怖いじゃないですか(苦笑)
麒麟>…うわっ、耳が痛い。お題作っていうだけで難しいから、なかなか思い通りにならないのに…。
雪篠>その辺は割り切り。「私の作品を承知でお題出してるんだから、私的な仕上げ方をする」って考えで……って、そこまで割り切れてない上に、自分で納得いく作品ができるかもムズカシイんですけどね(苦笑)
麒麟>でも、とりわけ雪篠さんのお題のは出来がいいです。私も緊張しているのかな…?
雪篠>麒麟さんのは凄いですよね、いろいろ。
雪篠>「まさかこうくるとは」みたいなところがあるんですよ。いい意味で「あ、やられたな」と。
麒麟>…そんなに外していないと思うんですけど。ネットのお題作って「春(春)」「海の画集〜(香り)」「君は足跡を(雪原)」「人生ゲーム(カレンダー)」「一季炎」くらい?
雪篠>そういう発想豊かな人にあげるものだからこそ緊張しますねえ(苦笑)私、割と普通にお題を使うので。
麒麟>あ、リクだけで四季ができてしまった(爆)
雪篠>外して……ってなんか悪いことのような(笑)というか、思いつかない話を書きますよね。
麒麟>雪篠さんは本当にお題をこなす、って感じですよね。
雪篠>イメージ貧困というか…小心者なので無難に(笑)
麒麟>文章力と幅広い知識かな。あとはイメージ力。いや、凄いよね。
雪篠>広いけど、えらい浅い知識って感じ?あとは誤魔化しとくから、読者さんが補ってくださいという(苦笑)
麒麟>それは…(苦笑)。