雪篠>勿論、色んな人の意見を聞くっていう点では、ネットでの公開って意味のあることだとは思いますけどね。両方いてこそ成り立つかなと。

麒麟>ネットで戴いた感想を読むと、本当に色んな方がいるんだなあと実感しますね。

雪篠>うんうん。やっぱり小説っていうか創作全般だけど、自分の頭の中のものを出してるだけだから、実際に他人の目で見てもらわないと何が必要で何が余分なのかわからないし。

麒麟>自分の頭の中のものを出しているって、本当そんな感じ。書きあがって読んでみると、一人よがりな気がしてならないんですよね。

雪篠>特に自分の中で完全にできあがっちゃってる話?自分の中には『コレ』っていうのがあるから通じると思ってるんだけど、傍から見たらどうだかあやしいよね(苦笑)

麒麟>「全然わかりません」とか他の方に言われたら、殻に篭りそうですね。長編の構想とか年単位でやっているんで。

雪篠>気持ちはわかるんだけど(苦笑)こもっちゃったら終わりでしょうが。

麒麟>いや、同じような意味で雪篠さんは重宝していますよ。

雪篠>私、結構感想アテにならないですけどね(苦笑)苦手なんですよー。

麒麟>とりあえず、雪篠さんが悔しがってくれた作品は自信を持って公表しています(笑)<感想

雪篠>そうですねー近年中に、麒麟さんをあっと言わせられるような作品を書きたいものです(苦笑)

麒麟>最近、長編読んでいないしね。楽しみにしています。あっと言う準備をして(笑)

雪篠>言うだけ言っといてなんですが、あんまり自信がありません(笑)<あっと言わせる

麒麟>おいおい(汗)。期待しているんですから、頑張ってくださいよ。

雪篠>意外性みたいなものって、やっぱり麒麟さんの作品の方が大きいと思うんですよ。

麒麟>意外性はね。以前は狙っていたんですけど、最近は素で書いてもそう言われますね(爆)

雪篠>発想の豊かさっていうのは、あとからは絶対身につかないから、そういう意味でもすごいうらやましいですね。

麒麟>でも、雪篠さんのが「どこにでもある小説」ってのは絶対嘘ですね。かなり個性的だと思っているのは私だけじゃないですよ。

雪篠>うちの話は、ある意味で小説っていうより随想?ぼーっとしてて、思いついたことを書く感じだから、ある種『日常』で、だから共感しやすいけど驚く内容じゃない。

麒麟>ブランクの最新「櫻の残滓」は、そうですね。ある人の「日常」で、誰かの「非日常」。

雪篠>「櫻の残滓」は、アップするのをちょっと躊躇したんですよ。

麒麟>時期的に(苦笑)?

雪篠>それもそうなんですけど(笑)あんまりにも日常的だと、主人公と作者の考え方って混同されやすいじゃないですか(苦笑)

麒麟>そうですか? そんなこともないと思いますが。

雪篠>さっきの話じゃないけれど、ネットで公開する以上、どんな考えで誰が読むかわからない訳だから。

麒麟>…立場みたいなものですかね。

雪篠>うちのお客様なんかは割と書いてる方とかが多いし、分けて読んでくれると思うんですが。中にはあると思うんですね。

麒麟>…うーん。

雪篠>共感にしろ否定にしろ、作品にってのは問題ないんですが。作者自身の考えとして捉えられた場合には、やや戸惑うっていうのはある(苦笑)

雪篠>「私もそう思います!!」って言われても「ごめん、奴(キャラクター)はああ言ってるけど私は違うんだ(汗)」みたいな?(笑)

麒麟>わかりますね。でも…私は貴女を知っているからなあ…。どういう読み方ってとこまではわからない。

雪篠>うん。生身の私を知ってる相手ならアレだよね。ただ、どうも私、作品と素のイメージが合わないらしいから(苦笑)

麒麟>雪篠さんは作品通り神秘的な方ですよ(笑)<麒麟談(やや誇張アリ)

雪篠>ごめん、それ、なんらフォローになってないし、むしろ何か嫌なんですけど(苦笑)<神秘的な(作品が神秘的なのかも怪しい)

麒麟>作者の主張は主人公と共にある、みたいなのがありますよね。それで困ったことは私にもあります(苦笑)

雪篠>ただ実際、半実体験みたいな書き方をする人もいる訳だから、そういう読み方をするのはわからなくはないよね。

麒麟>雪篠さんはあくまで「随想的」なだけであって、「小説」なんですよね。

雪篠>フィクションです。というか、むしろ考えとか正反対ってこととかもなくはない(苦笑)

麒麟>正反対(苦笑)。でも、納得できるから書けるってのもあるんでしょうね。

雪篠>勿論あるけど。結構「あーこいつ馬鹿だよなあ」とか思ってたり「こんな奴いたら嫌だよな」とか、徹底否定だったりすることも多い(笑)

雪篠>話的に、あんまり『敵』みたいなのが出てくる話って書いてないんですけど、そういう話書いたらそっちに肩入れしてそう(笑)

麒麟>それ…『敵』が主人公ですよ(汗)。っていうか主人公に愛ないんですか?

雪篠>その時次第ですけど(苦笑)悪役の方に愛がっていう作家さんっているじゃないですか、アレわかりますもん(笑)

麒麟>主人公に愛がなくて書ける人って珍しそうですよね。<私もそうですが(苦笑)

麒麟>あ、そういう作家さんもいるんだ。(意外)<悪役に愛〜

雪篠>大嫌いだったら流石に続けるのは難しいかもですが(苦笑)一番かはわかんないですね。<主人公


作者の愛は何処に?(笑)