雪篠＞チャレンジ精神というか、髪の色は単なるイメージの問題ですけど、たまにこう「絶対書かなさそう」なキャラとか書いてみたくなったり。気の迷い？（笑）
麒麟＞あ、気の迷いだ。というか、現実逃避かも（汗）
雪篠＞やっぱ気の迷い？（苦笑）現実逃避、という訳ではないんですが、なんだろう……気分転換？
雪篠＞ただ実際書くかというと、そういうのは長続きしないのがわかってるんで、あんまり実行はしないですね（苦笑）
麒麟＞……そう、書けないですよね。だから「絶対書かなそう」なわけだし…。
雪篠＞やっぱりチャレンジ精神かなあ。目指せ、広い作風？（笑）
麒麟＞貴女、じゅうぶん広いですって。あくなきチャレンジ精神？
雪篠＞でもないでしょう？（苦笑）むしろ、私は麒麟さんによく驚かされますが。＜作風
雪篠＞やっぱり、書く上で、楽なキャラってあると思うんですよね。で、そういうキャラにどうしても意識しないと偏っちゃう。
麒麟＞そうですねえ。というか私は意識しないで偏っている状態ですよ（汗）
雪篠＞私も駄目ですね。長編とか、作品内でなら辛うじてやっぱり書き分けって意識するじゃないですか、でもそこ止まりですね。それも危ういですが（苦笑）
麒麟＞書き分け…難しいですね（溜息）。一人で突っ走ってくれれば楽なんですが…（社長とか…）。
麒麟＞私もよく驚いています。雪篠さんのキャラ幅広すぎです。あの作品数がそれを証明していますよね。
雪篠＞うち、一緒じゃないです？（苦笑）＜キャラ
麒麟＞一緒じゃないです。（断言）
雪篠＞ああ、そう言ってもらえると（苦笑）でも、やっぱり短編ばっかり書いてると、うちのは日常が多いんで、どうしても特徴のないというか、いわゆる「普通の」みたいになってて。
麒麟＞確かに。短編だとやっぱり「普通」な子たちになりますね。その普通さが身近に感じられていい場合もありますよ。
雪篠＞まあ、そうなんですが。でも「普通の子」なんて、括れちゃ駄目なんでしょうね（苦笑）「普通の高校生」とかいっても「やっぱり全員全然違う」んだっていう、そういう点に意識持ってっとかないと（苦笑）
麒麟＞うーん、難しいですね。「普通」っていわゆる平均のことだしねえ。
雪篠＞って、全然「色」の話から外れちゃいましたね（苦笑）
麒麟＞いいんじゃないですか、外れても？ どこから始まっても、結局はキャラトークになるんですね（笑）
雪篠＞でも、「色」。どうです？なんか意識することってあります、やっぱり。
麒麟＞「色」…色ですか…。そういえば色に関する逸話があります。
雪篠＞逸話、ですか。
麒麟＞akiraさんが拙作ドナドナのカラーイラストを描いてくださったのですが、そのときに「色に困った」と。うちの長編って容姿に関する記述がメチャメチャ少ないんですよね。特に「色」。
雪篠＞ああ、昔からそれはよく言ってましたよね（苦笑）＜容姿の記述
雪篠＞でも、どうだろう。私もあんまり書かない方じゃないかな、特筆したい時でもなければ。
麒麟＞そう。その昔、一文も容姿の説明をしなかったキャラのイラストを二人に描いてもらって、なぜか一致していたという事実もありましたね。高校のときです。
雪篠＞それはやっぱり、こう麒麟さんの文章のすごい所じゃないです？イメージを喚起させる力というか。
麒麟＞いや……偶然です。あれは偶然。
雪篠＞偶然……じゃ、ない気もしますが。
麒麟＞特筆したいときって結構あるんですけどね。ないです？
雪篠＞ああ、設定に凝るとありますね（笑）瞳の色とか。
雪篠＞でも、実際のところどうです？細かい描写って必要？
麒麟＞細かい描写は必要…じゃないかなあ？
雪篠＞まあ、なんていうか何事もバランスだから、要るか要らないかみたいな論点ではないけどね。
麒麟＞あーでも、今想定しているキャラで眼鏡フレームの色まで書きたいキャラがいるんですけど……容姿描写に慣れてないから下手で困っているんですよね。
雪篠＞それはある意味素敵です。そこまで決まってるんだ（笑）
麒麟＞いや、なんとなく眼鏡フレームって重要じゃないですか？ 「縁なしフレームでレンズは小さな長方形」と「飴色で太めのフレームで楕円と逆三角の中間のようなレンズ」って同一人物がかけても別の印象になりますよ。＜細かっ
雪篠＞確かに印象変わるし重要ですけどね。＜眼鏡
雪篠＞こういうこと言い出しちゃうとあれなんだけど。結構、そういう容姿の描写って素人ほど多くないです？あと、時代的には新しい人の方が多そうな雰囲気。
麒麟＞うーん。ファンタジー書きとSF書きには多いと思いますけど…あと漫画のノベライズ？
雪篠＞ファンタジーとかは、まあ「特筆すべき点」が多いんでしょうね。やっぱり。
麒麟＞ファンタジーはそうでしょうね。見目麗しく、容姿描写は細かく（笑）
雪篠＞やっぱりそれこそ、さっきの話じゃないですが、金銀の髪やら瞳の色やら肌の色やらみんな違ってたりねえ。
麒麟＞それでいい気がします。つーか、髪や肌の色が違うのが素敵なんです。
雪篠＞ファンタジーはそれも醍醐味だしね（笑）