麒麟>でも、ファンタジーってやっぱり分類しづらい。○○以外的な。
雪篠>うん。ファンタジーって、構造的に謎なんだよね。
麒麟>分類をすることによって、それをぶち壊すような作品が出来上がるというか……。
雪篠>ああ、なるほど。
雪篠>たとえば、ファンタジーの対義語というか、呼応するものってなんだろ思います?
麒麟>ええー!難しいな。<ファンタジーの対義語
麒麟>…日常かな。<ファンタジーの対義語
雪篠>私的には、実はファンタジーって、フィクション、ノンフィクション、の、フィクション内のすぐ下の分岐辺りにいるんじゃないか、とか思うんですが(笑)
麒麟>あ、わかる。まず始めに、ファンタジーか否か。次に現代とか、恋愛とか、……
雪篠>もうその辺で大きく、ファンタジーとノンファンタジーな何か、とで大きく道を分かってる感じ。
雪篠>で、すごいコアな話で恐縮なんですが、オーストラリアのいわゆる原始哺乳類っているじゃないですか。あれが、ファンタジー的な(笑)
麒麟>すみません、わかりません(汗)
雪篠>原始哺乳類な有袋類の中に、普通の哺乳類だったら全然別の種に入る筈の、サルやらオオカミやらリスやらが、全部フクロなんたらーでひとまとめに入っちゃってる感じ?
麒麟>なるほど。
雪篠>ノンファンタジーにおける、恋愛もの、学園もの、社会派……な感じのが、まんま、ファンタジーの次の階層にも同じように存在してるイメージ。
麒麟>ノンファンタジーってほぼ純文学?という感じがするのですが。まあ、純文学の分類もあまりピンときていないからかもしれませんが。
雪篠>純文学じゃなくてもいいんじゃないですかね(苦笑)さわやか青春ラブコメ☆みたいなのとか(笑)
麒麟>ノンファンタジーなんだ。<さわやか青春ラブコメ☆
雪篠>えー、ファンタジーではないかな、と(笑)
雪篠>学園もので、ジョシコーセーがドーナツ食べながら、センパイ☆キュン、な話? ある意味では、ファンタジーな気もしますが……(汗)
麒麟>ラブをコメにするには、そこそこの不思議は必要な気がしますが(謎)
雪篠>キャラが、コメディなら何とかいけますよ、きっと(キャラに丸投げ)
麒麟>キャラがコメディ!?(笑)
雪篠>いわゆる、ザ・ステキ☆キャラ。
麒麟>いいっすね、素敵キャラ(笑)
雪篠>いや、だって、日常にも、明らかに謎の人物っていますからね(笑)おまっ、ちょっとありえないだろ!な(笑)
雪篠>多分、それに惚れるか、惚れられるかすれば、自然とラブコメに……
麒麟>日常の中のファンタジーです。
雪篠>えー、そこからファンタジーにしちゃう?ノンフィクションなファンタジー、新しいなあ。
麒麟>それはかの「ハチ○ツとク○ーバー」的な……?<それに惚れるか
雪篠>あー、流石です。ピタリ賞です(笑)
雪篠>な、訳で、とりあえず、その辺にいてしまってる程度の不思議は、日常としてノンファンタジーでいいかなあって思うんですが。
麒麟>はあ、なるほど。
麒麟>分類が難しさは解消されていないような気がしますが、ファンタジーって広域だよね、については合点。
雪篠>まあ、その辺はあれとして。要は階層が違うのが横並びだから、分類に躊躇するのかなあ、と。
雪篠>もしくは多分、ゴリラゴリラゴリラみたいに、ファンタジーファンタジーファンタジーがある、とかどうでしょう。
雪篠>で、普段、読者が作品を探すときに期待するファンタジーは、こっちのファンタジーファンタジーファンタジー、みたいな。
麒麟>同意見です。ファンタジー目ファンタジー科なんですよね。
雪篠>と、まあ分けてみたところで、難しいんですけどね(苦笑)
麒麟>恐らくより高い「見えるようにする」能力が求められます。<ファンタジーファンタジーファンタジー
雪篠>多分、ファンタジーのイメージに、似非西洋風、みたいなのが入ってきちゃうところに、日本のファンタジー分類の大きな問題点があるのではないかと(笑)
麒麟>そう言われてみると、確かに。<西洋風
雪篠>だって、王族と貴族がいて、騎士がお姫様の為に剣で戦って……的なのは、実は、ファンタジーじゃないですよね(笑)多分イギリスフランス辺りいったら、脚色具合で時代ものか歴史ものかで通る感じの。
麒麟>あーでも、一見ファンタジーっぽいのは、非現実だから?
雪篠>多分。だから、浅草辺りで、外国人観光客が「オー!サムラーイ」って言ってるのと同じような(笑)
麒麟>「7人の侍」も外国ではファンタジー?
雪篠>そんな感じ(笑) もしくは逆に、似非西洋風をファンタジーからはずすか?
麒麟>「西洋」でなく「西洋風」であれば、「空想的」な要素はある……?
雪篠>ああ、もう西洋風=いっそ異世界、な感覚?(笑)
麒麟>そうですね。歴史じゃなければ異世界でいいじゃんな(適当)
雪篠>舞台の洋を問わず、魔法が出てきたり、竜と戦ったり、エルフがいたりしたら、ファンタジー、とか、不思議要素で分岐すると、ある意味では少しすっきりする。
麒麟>西洋東洋で魔法も竜も、妖精だって違いすぎるよ!
雪篠>いいんだよ、違っても、きっと(笑) 妖精と妖怪とが同じランク付けでも一向に構わないよ?
麒麟>分類って……参考にしかならないものですね(汗)
雪篠>ただ、これで突き詰めると、私的に非常に困るのが、オカルトね(笑)現実離れしてるくせに、意外と現実だからねえ。ある意味黒歴史というか(笑)
麒麟>うっかりノンファンタジーの中にオカルトが…。
雪篠>だって、かつてヨーロッパで普通に悪魔呼び出したり錬金術研究したりしてるからねえ。正史に基づいて歴史もの書いても現れますよ(笑)<オカルト
麒麟>歴史ものの下層にオカルトがあるんだ…。てか、ノンフィクションかもしれないんだ。不思議。<オカルト
雪篠>いっそ、まず舞台で分類してみるとか(笑) で、そっから小分類に入る。
麒麟>舞台、…現代とか異世界とか?
雪篠>いや、もういっそ、西洋風、和風、中華風、その他、くらいの(笑)で、それぞれに今度は古・現の分類が。
麒麟>じゃあ、雪篠さんはこれを踏まえて小説検索サイトをつくるようなつくらないような…
雪篠>あー、面倒くさいですね(笑)絶対正しく登録してくれなさそう。
雪篠>とりあえず何でも「新感覚○○」ってつけとくとかどう、映画みたいに。<うわー投げた
麒麟>便利な言葉です(笑)<「新感覚」
雪篠>新感覚☆ラブスト−リー、新感覚☆ロードムービー、新感覚☆アクション、とか、よく見るじゃん(笑)