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すぐやめてしまう人向けの楽器


安価なジャズベースはサビで金属プレートがアースから浮いているとノイズが酷くなるらしい。
古くなると当然サビる部分に頼った処理って。。。すぐ楽器をやめてしまう人にしか通用しないってことなんだろうけど…

いくら大量生産ものといっても太い木を切ってまでわざわざ作った楽器。
せめて木が楽器の木材になるまでかかった年数くらいは現役でいさせてあげなくてはバチがあたるんじゃないかね?

ってことでカスタムショップやオーダー品で施されているという配線を調べて自分の所有するジャズベースに処理を施してやった。赤いコードを3本追加しただけ。
ほんの数分で問題が解消したが、たったこれだけの工程を省いてまで安い価格設定にしなければ売れないから仕方ないんだろうか?

自分はギター弾きだからベースは長い時間弾かないし弾き難さなどはあまり気にならない。
でもノイズが鳴りっぱなしじゃ使えないし、ベース本命の初心者がこういう楽器を最初に手にしたら好きになれるのだろうか疑問。

楽器専門でない中古品を扱う店で見栄えだけ「イカした(?)」ジャンク楽器がずらりと並んでいるのを目にするとなんだか複雑な心境になったりする。

まぁ世の中がそんな傾向にあるんだろうけど、時間が経つと致命的なガタがくるような基礎の部分の工程を省いて作られたモノ…
楽器に限らず最近色んなモノで小さいモノから巨大なモノまでとても多い気がする。