侍
- 2019年01月30日
- 日記
ほんの数年前、毎日のように顔を合わせていたWebデザイナーに「村田さんは侍みたい」と言われたことがあった。
真意を確認したワケではないから勝手に良い意味として受け取っていたのだが、自分の中で「侍」と言えばすぐ頭に浮かぶのが…
「武士は食わねど高楊枝」
思えば親父が結構口にしてた気もするが、ようするに食えなくても食えてるように見せ強がる、ような意味だ。
彼(デザイナー)はその辺りを言いたかったワケではないだろうし、この手の言葉を使うタイプではないから違うのだろう。
それは別としてもこういう「美学」みたいなのって嫌いじゃない。
近頃は男女限らず何でも赤裸裸に〜みたいなのが世の中的にはウケてる気もするが、心を許した人以外にまでペラペラと明かすことが気持ちイイ人の感覚はあまりわからないし、それで「侍」みたいなことを言われても嫌な気がしなかった気がする。
そしてもう1つは「ギター侍」!
音楽のために会社を辞めるぞ、と思っていた時に背中を押してくれた先輩ミュージシャンの西山毅さん。
全盛期のハウンドドッグでスーパープレイを披露していたギタリストで「寺内ヘンドリックス」という番組に「ギター侍」として出演したりもしていた。
知り合った切っ掛けは当時自分がギター担当だったバンドが日本代表になったコンテストで審査委員長を務めていたからで、別に…
「君はプロになるべきだ!」
と言われたワケじゃなく、ライブに来てくれた時に…
「プロになりたいの?だったら〜」
な話を色々してくれ…
「やるぞぉー!」
となったのでした。
近頃みたいに業界に繋がり易い音楽学校や素人相手の音楽ビジネスがたくさんある時代じゃなかったので、本職のミュージシャンに話を聞かせてもらえるなんて縁もゆかりもない自分にとっては、とても有り難いことだった。
タケさんのツアーが始まる前にもアドバイスしてもらったり、今から丁度10年前に自分がギターを担いで歩いている時に駅で見掛けたので、近寄って挨拶したら…
「おぉ、続けてるんだ!」
と、その時はお互いに用事があったので殆ど話せなかったが、今年に入ってから近所で西山さんがゲスト参加するイベントがあったので会いに行ってきた。
わざわざ客席まで来てくれたのでかなり会話できたし、発売時から所有している西山さんの初のソロアルバムにもサインしてもらっちゃいました。(←ミーハー/笑)
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(未開封の自分のギター&編曲担当の作品とカシャリ!)