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アコギの弦アース


以前ブログで「HARTKE ACOUSTIC ATTACK」について書いたことがあるのだが、その際に…

「アコギのピックアップは弦アースされていない」

と書いた。(自分のは…という意味で)

アコギをギターアンプに繋いだ際に気になったノイズなのだが、間にACOUSTIC ATTACKがあるので原因を順番に考えてみると…

ACOUSTIC ATTACKの48Vファントム電源を供給しているユニットはアース処理しているので、ACOUSTIC ATTACKのノイズは無し。 次にギターを繋いだ際、シールドのジャックの金属部に触れるとノイズはピタリと止まる。原因はピエゾPUだ。


写真はアルミテープ。これをジャックの金属部と弦に同時に接触させてもピタリと止まる。それならば…

ということで、このアルミテープを写真のような形にカット。
(ギターの表側から押し付ければ弦穴の跡が付くので型紙不要で簡単)

コレをギター内部のサドルの真下に張り付けテープの「凸部」を弦穴に突っ込む。
(エンドピンを持ってギター内部から押し込んでやった後、表から耳かきなどで奇麗に貼る)

あとはギター内部のジャックの金属部をアース線(赤)で結んでやるだけで、弦に触れるとノイズは完全に止まった。

「若干ハイ落ちか?」

と思ったがそれは違う。常に音に混ざっていた高周波ノイズが無くなったからだ。どうせこの音を元にプリアンプを調整するので全く問題のない話だ。しかも、音の減衰とともに気になるノイズが無くなったぶんサスティーンが伸びた感がある。

褒めちぎり過ぎだがピンやサドルをブラス材に変えたような金属的な感じもなく、生音に影響がないのがいい。

ハサミとテープとアース線があればできるお手軽ノイズ対策(早い!安い!おいしい!)

同じ悩みがある人は色々音作りにお金を掛ける前に試してみる価値あり!(気に入らなきゃ剥がすだけで元に戻せる加工なので)


やはり周辺の機材を色々試す前にまずギター本体のノイズ対策が基本だと思う。ストラトに関していえばこんな感じにピックアップのシールド加工までしているくらいだし。

生ギターもピックアップを付けた時点でエレキの仲間入り。
電気系統もきちんと処理してやらなければいけない。

最初から「エレアコ」として売られているギターはわからないがピックアップを後から付けた場合は処理が必要ってことだな。

もし同じような症状が気になって困っている方がいたら自己責任で参考にして下さい。 (2008/ブログバックナンバー)

2015.05.14 ブログ追記(ライヴ映像あり)




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