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主成分: 平麻美子、 松岡ゆかり


#2 池田 篤 Atsushi Ikeda (AltoSax,SoplanoSaxPlayer)
1963年2月19日生まれ
血液型 A型
池田篤 Official Web Site http://www.h4.dion.ne.jp/~ats/

中学時代に渡辺貞夫さん(AS)を聴きそれがきっかけとなりアルトサックスを始める。
大学時代からライブ活動を始め、国立音大を卒業後1990年N.Y.に渡米。
そして2年半前に帰国。 現在自己のカルテットを中心に活動中。


マツオカ: 曲を演奏しようとする時、歌詩などを知ったうえで吹きますか?

篤: なるべくそうしたいとは思ってる。歌詞を知らないとメロディの吹き方がわからないから。例えば Beautiful Friendship という曲、"〜end of a"っていうとこ譜面だけみてると普通の八分音符表示だけど"f"があるから“たふた”ってカンジになる。曲のもともとのイメージはすごく大切だからね。

マツオカ: 英語の、米語の発音って"JAZZ"って音楽に関連性は有ると思いますか?
篤: 有ると思います。英語がしゃべれないと吹けないなぁ、とつくづく思うから、英語の勉強をしようと思ってる。歌えないと、スキャットできないと、吹けない。 スキャットのコトバって英語でしょ。
 
マツオカ: そうですね。…歌の人と一緒に演奏したりするのはどうですか?
篤: 演りたいんだけど今はそういう仕事ないからね。歌の人とやって面白いのはキーが普段やってるのと変わるでしょ。違うキーで吹けるのが楽しい。それがもとで自分のキーも変えたりすることもある。キーが変わっただけで色合いが変わるしね。
 
マツオカ: 例えばプレイをする時にいろいろなことをイメージしたりすると思いますが、それを"映像的"にとらえて演奏したりするのですか?
篤: う〜ん、映像というより、空気だね。
例えば、N.Y.で BeBopやってる所へ行くと全然そこだけ空気が違う…BeBopの空気。
 
マツオカ: それって、やっぱりそこ行って違う、と自分の身で感じないと、って事ですか?
篤: うん。それがわかんないとやっぱり BeBopってできないと思う。それは何とも説明できないね。あそこに入った時の空気が違う。別に色がついている訳じゃないんだけど。
     
マツオカ: じゃ、演奏する時って映像を思い描く、ってカンジではなく空気を感じて演奏してるんですね?
篤: うん、でもそんなに感じられる事はめったにないけどね。
音が空気の上に乗ってるのが見えるような..。相当調子がいい時、ね。
人にはどう聞こえてんのかはわかんない。
 
マツオカ: 最近、注目しているアーティストは?
篤: う〜ん、いっぱいいる。N.Y.にいる若手のAlto;MyronWalden、今、スペインで活躍しているPericoSambeat(昔、N.Y.に居た)、tennorのMarkTarner、AltoのJesseDavisとか。…まだまだ、たくさん。 あげたらキリがない。
それより、やっぱり、今でも最も影響を受けてて勉強するのが、Chalie Parker(As)と Johnny Hodges(As)そして、Duke Ellingtonです。


こんな私のような若輩者にちゃんと質問に 答えていただいてありがとうございました。
やっぱり思った通りの方でした。 すごい努力家で、研究熱心で…。
皆さん、松岡に騙されたと思って、一度、池田篤さんの音を聴きにいってみてはどうでしょう?
そこで何かを感じていただきたい!!と私は深く思う訳でアリマス。

by マツオカ
 
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