70年史によれば・・・
KMCのシンボルマーク(クラブマーク)である帆船は、吉田 正 氏(1937(S12)年卒 ギター)の考案で、1934(S09)年の第43回演奏会で初めてプログラムに登場しました。
「KMCもいつの日か海外に飛躍せんとの願いをこめて作られた」とのことです。指輪にして皆でしたこともあるとか。
この帆船は、マストが3本あり、
ボウスプリット(bowsprit 斜檣)に横帆1、
フォアマスト(foremast 前檣)に横帆1、
メインマスト(mainmast 大檣)に横帆2、
ミズンマスト(mizzenmast 後檣)にラテンセイル(latin sail)タイプの縦帆1、
ということで帆船の種類としてはバーク(barque, bark)、
船型としてはキャラック船(Carrack)であると思われます。
そんな帆船も、節目等で何回かデザインが変わったり戻ったりしています。確認できたもののみですが、変遷をまとめてみました。
時期 | イメージ | 説明 |
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1934(S09) | ![]() |
「第43回 大演奏会」プログラムの表紙より。 帆船の初登場。 |
1955(S30) | ![]() |
「第75回 服部正卒業25周年記念 定期演奏会」プログラムの表紙より。 上下左右のバランスをとった感じで大幅な変更。 |
1956(S31) | ![]() |
「第76回 定期演奏会」プログラムの表紙より。 重心が上に移動した。 |
1956(S31) | ![]() |
「第77回 定期演奏会」プログラムの表紙より。 初版の推進力と2版のバランスを併せ持ったデザイン。 |
1959(S34) | ![]() |
「第82回 定期演奏会」プログラムの表紙より。 初版に回帰した模様。ただしミズンマストの旗がなくなっている。 |
1960(S35) | ![]() |
「第86回 定期演奏会(1961(S36))」プログラムの表紙より。 「第84回 創立50周年記念 定期演奏会(1960(S35))」からこのデザインになっている。 現在もこのデザインを使用している。 |