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ニュー・シネマ・パラダイス


この映画をなるべく小劇場でフィルムで上映しているような…という条件で観るために「新橋文化劇場」に行ってきた。

まず、入ってみると小さなスクリーンに81席という劇場の空席が少ないことに驚く。
次に、自分の両脇は空いていたのだが、あとから隣に座ったそれぞれが1人でやってきたと思われる若い女性だったのに驚く。
更に、上映中に遅れて来た人も空席を見つけるのに苦労していた様子で、終わってみればほぼ満席だったのに驚いた。

 
何がこんなに盛り上がって(ウケて)いるんだ?

そもそも名画座というものに自分はあまり縁が無い。
しかもこの劇場、上映中は電車が通る度にガタゴトと騒がしいし、シートも2時間で尻が痛くなる。

今回はたまたまこの映画を、という理由で上映している劇場を検索して来たのだけれど、どうやら違う事情も絡んでいたようだ。

 
自分がこの映画を観にきた理由と事情は少し異なるが「キネマの神様」も力及ばずといったところか…。

JR高架下の耐震補強工事に伴い8月31日に57年の歴史に幕を閉じ閉館

名画座をこよなく愛する人にとって「ニュー・シネマ・パラダイス」をこの場所で観ることの意味を大きさ思うと門外漢というか、予習不足だったな。

奇しくもこの日、7月20日は「三軒茶屋シネマ」が約60年の歴史に幕を閉じ閉館したそうだ。

 
デジタルの世界も決して嫌いじゃないが、こういった味わい深いものが減って行くことに言い知れぬ寂しさを覚えるのはやっぱり歳をとったからかな。

合掌

 
ニュー・シネマ・パラダイス