市民オンブズマンいばらきニュースリリース

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オンブズマンいばらき　ニュースリリース

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●市民オンブズマンいばらき*ニュースレター第２４号／2005年1２月３０日発行
 ●市民オンブズマンいばらき*ニュースレター第23号/2005年11月11日発行
 ●市民オンブズマンいばらき*ニュースレター第22号/2005年6月3日発行

市民オンブズマンいばらき＊ニュースレター
第15号 / 2003年6月１5日発行

●2003年度（第7回）総会が開かれました ―― 5/10・水戸市　議事録掲載
　今年は、みっちり時間をかけた総会となりました
　会員からの特別報告では、嶋崎さんの図表を使った首長交際費の実情報告が好評でした

●橋本知事の情報公開に関する記者会見発言に関して、
その情報公開制度への知事の理解不足について抗議をしました―― 6/11
　　　　　　　　　プレス発表でのニュースリリース+知事宛抗議文+知事記者会見の発言記録を掲載

●市民オンブズマン全国連絡会議、8月の仙台総会に向けた
　県議会議員の海外視察書類、政務調査費収支報告書など開示請求しました

●県議会からの開示で、通知により「複製を禁ず」と条件がつけられました！
　開示文書の上に手書きで書き込まれた上に、口頭で注意されたのですが、これって大変なことじゃない？　検討して対応していきます ―― 6/10

●昨年度公開度ランキング40位に落ちた茨城県が、
　コピー代10円へ引き下げ、知事交際費の原則公開への変更を行いました
　市民オンブズマンに言われて変えるのはしゃくなのでしょうか？

●会員による情報公開訴訟2件（つくば市・栗山さん他、阿見町・永瀬さん）の控訴審が、東京高裁で始まりました ―― 6/10・東京霞ヶ関

●会員の石川さん(土浦市)が、同市の地区長連合会への事務委託料を監査請求されました ―― 6/16・土浦市

●土浦市が審議会などの会議公開を「指針」方式で実施 ―― 7/1から

●一部事務組合の情報公開条例制定への働き掛けでは、県南の龍ヶ崎地方塵芥処理組合が制定(2/25)、
県南水道企業団では請願採択(02/10/25)され制定準備進行中 ―― など、成果が少しずつ見えてきた

●会のホームページが少しずつ面白くなっています� ぜひ�アクセスしてみてください�

２００３年６月11日

橋本知事の情報公開に関する記者会見発言に関して、
その情報公開制度への知事の理解不足について抗議をしました

　本日、市民オンブズマンいばらきでは、表題のように橋本昌茨城県知事に対して「知事記者会見での情報公開に関する発言に関しての抗議」文を、提出いたしました。
簡単にこの間の経過と、問題点を説明させていただきます。

・さる5月10日、水戸市で開催した当会の2003年度（第7回）総会の席上、会員から、4月3日に行われた橋本知事の定例記者会見での発言に関して、その発言内容を確認したところ、「極めて問題のある発言をなされていたことがわかった。市民オンブズマンいばらきとして何らかの対応を取る必要がある」との指摘がなされました。

・討議の上、後日、代表幹事らで調査・成文化して、意思表示を行うことが総会として「決議」されました。

・ 5月19日、担当の総務課へのヒアリングを行い、ホームページ上に公表されている知事発言を精査した上で、幹事会での確認・討論を経て、別紙の「抗議文」を作成し、本日、秘書課を通じて知事あてに提出いたしたものです。

・そもそも、今回で7回目となる当会もメンバーである「市民オンブズマン全国連絡会議」による「情報公開度ランキング」の結果を、3月27日に記者発表いたしましたが、そこで、�全国40位にまで転落してきている茨城県の情報公開度の低さ、�その指標のひとつとしてのコピー代1枚20円の問題、などを指摘いたしたことに端を発しています。

・その1週間後の4月3日、知事定例記者会見の席上、記者からの質問に答える形で、知事の情報公開に関する発言が行われました。（別紙資料）

・総務課が用意していたという資料を元に、知事は具体的な請求枚数などのデータを交えて、少数の大量請求者の負担を税金で引き下げることになって不本意であることや、知事交際費の公開基準も従来の考え方で問題ないと思っていること、しかし、全国的なイメージがあるので不本意ながら「改善」することを、語られたのでした。

・中でも昨年の防衛庁事件で問題化された請求者情報を収集していることと共通する「特定目的、商業目的での請求」への言及と、その前提資料の存在は、看過しえない問題をはらんでいます。

・これらのことから、私たち「市民オンブズマンいばらき」は、「県民の一員として県行政の改善を求めて適宜情報公開制度をも活用して監視する市民活動を進めている市民団体として」、この発言に見られる情報公開制度の本質についての橋本知事の無理解に関して、この際、意思表示を行うことが必要であると判断いたしました。

・一方で、私たちは、コピー代が20円から10円になり、知事交際費の公開基準が見直され、県のホームページに概要が掲載されることとなった改善を評価します。遅きに失しているとも言えますが、交際費支出が抑制されることになる様相（公表された4月分は3件4万円にとどまっている）も含めて、知事の英断を歓迎します。
今後は、茨城県で積極的な情報公開の運用がなされ、その上で行政運営について建設的な論議ができることを、衷心から期待するものです。　　　　　　　　　　　　

２００３年３月２７日

全国市民オンブズマン連絡会議による
「第７回全国情報公開度ランキング」の発表

東京での中央発表に併せて、茨城県でも、その茨城県のランキングと、
それにたいする市民オンブズマンいばらきとしてのコメントを発表させていただきます。

●茨城県の全国各都道府県の中での情報公開度ランキングは、総合で４０位（前年は２９位）、コピー代金の水準などの制度的な問題を除いた、公開度ランキングでは３９位でした。

●全国の講評にもありますように、茨城県は知事交際費の公開度が未だに低い「非公開同盟７県」（本県以外では山形県、静岡県、石川県、奈良県、福岡県、鹿児島県）の一員として、病気見舞いも含めて原則全面公開としている２９都道府県と比べて、極めて遅れているとの印象を全国に発信してしまっています。

● 今年度からは従来からの知事交際費の公開度への比重を下げ、県警本部長交際費を加えたほか、「工事成績評定書類」と「監査関係書類」が新たに加えられました。その監査関係書類の本県の公開度は４５点中４０点と比較的高い公開度となっている中で、茨城県の総合ランキングが前年よりも１２位も下げているのですから、交際費を含めて全体とした情報公開度が低い、極めて問題な県であることが、あらためて明らかになったといわざるをえません。

●伝えられているところによれば、新年度からは公開基準を見直す予定だとか、５月からは知事交際費については県のホームページに掲載して、請求されずとも公開する予定だとか言われています。あまりに遅きに失しているとの印象ですが、その実施を県民として要請します。その際、公開基準がどの程度の水準までのものとなるのか、今までのことがありますので心配せざるをえません。当会が昨年公表した「市民の考える交際費公開基準」に則したものとされ、来年のランキングでこのようなことを指摘しないですむようお願いしたいものです。

●「工事成績評定文書」の公開度で、項目別ランキングが４２位と、これまた低いレベルにとどまったのは、文書は開示されたものの監督員所見欄がないことや通知書の記載レベルが合否のみがわかる最低ランクと評価されたことによります。新年度からこの事務の改善が予定されていると聞いておりますので、説明責任を果たしうる文書の内容、運用となるよう求めます。

●茨城県でのコピー代が２０円というのも、ランキングを下げる一因となっています。全国の６割を超える２８府県が１０円としており、見直しも進んでいることから、積極的な公開の姿勢を示すためにも本県での１０円への早急な見直しを要望します。

以上のような実態が、私たちの茨城県で続いていることからも、私たち「市民オンブズマンいばらき」では、５月１０日に水戸市で予定している総会で満６年目を迎えますが、今後とも県下市町村での取り組みと併せて、茨城県の情報公開度の改善を求めて運動をすすめてまいります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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