フランクザッパの邦題を研究する。

2022-10-15 ○○研究所

フランクザッパ。この名前を聞いて何人の人が戦慄を覚えるだろうか。
彼の音楽のジャンルはフランクザッパである。
彼の音楽はジャンルという壁、すべてを超越している。
そのために表現される言葉、ザッパの音楽はザッパだ。
今回ネタにするのは彼の音楽についてではない。それどころか彼についてでもない。その昔、洋楽のアルバムや曲名には邦題と言われるものがついていた。
例えばBeatlesのA Hard Day’s Nightというアルバム。
これは邦題ビートルズがやってくるヤァヤァヤァとなっている。

無茶である。

来日直前に出たのだろうが、意訳を通り越している。
そこでフランクザッパの話に戻る。 フランクザッパの曲にもやはり邦題がつけられることになる。ここでタイトルをつける人もやはりザッパに見合う独創性を持った人が選ばれたに違いない。
ザッパは沢山の作品を残しているが、その中で邦題のつけられた作品を見て行きたい。

（写真をクリックすると邦盤、タイトル文字をクリックすると洋盤のサイトに飛びます。）

ウィアーオンリーインイットフォーザマニー

1.アー・ユー・ハング・アップ?
2.平和部隊なんて必要?
3.強制収容所の月
4.マム・アンド・ダッド
5.電話の会話
6.ボウタイのおっさん
7.ハリー,あんたはケダモノ
8.あんたの身体で一番醜い部分はどこ?
9.アブソルートリー・フリー
10.花のパンク
11.ぬくいクソ
12.鼻で記憶している蒸気オルガン音楽
13.水を黒くしよう
14.間抜けな私生児
15.ロンリー・リトル・ガール
16.ダンスに服はいらない
17.あんたの身体で一番醜い部分は何処?(再び)
18.マザー・ピープル
19.クロム・メッキのメガホン
20.ランピー・グレイヴィー・パート1
21.同2

通算３枚目のアルバム
フランクザッパを代表するアルバムの一つ
気になる花で記憶している蒸気オルガン音楽は（Nasal Retentive Calliope Music）であり、ぬくいクソについても（Hot Poop）であり、変な邦題というよりもどちらかというと直訳に近いものがある。
もしかしたらこの元から酷いタイトルというイメージから妙な邦題がつけられていったのかもしれない。

クルージングウィズルーベン&ザ・ジェッツ

1.チープ・スリル
2.最愛の人
3.なんて俺は愚かだったんだ
4.デゼリ
5.俺は満たされない
6.ジェリー・ロール・ガム・ドロップ
7.どんなことでも
8.その夜更けに
9.お前は電話をしてくれなかった
10.愛の泉
11.ノー・ノー・ノー
12.とにかく風は吹く
13.すき間をふさいで

通算５枚目のアルバム
気になるところはあるが、
お前は電話をしてくれなかった（You Didn’t Try to Call Me）のように基本的にはタイトルに沿った形での訳にはなっている。謎のぶっきらぼうさが含まれているが。

バーントウィニーサンドウィッチ

1.WPLJ
2.イゴールのブギその1
3.ベルリンの休日
4.バーント・ウィーニー・サンドウィッチ
5.イゴールのブギその2
6.ベルリンの休日
7.アイベ海
8.俺が住んでいた小さな家
9.バラリー

通算８枚目のアルバムの未発表音源集
俺が住んでいた小さな家 (The Little House I Used to Live In)も気になるところではあるが、英語に沿ったものである。まだここまでは良心的？ともいえるんじゃないだろうか。

いたち野郎

1.ディジュ・ゲット・エニイ・オンヤ
2.心から
3.セクシュアリィ・ガスマスク序曲
4.森のひきがえる
5.いただき!
6.エリックドルフィーメモリアルバーベキュー
7.ドゥウォーフ・ネビュラ・ミュージック
8.ギターでおふくろを殺してやりてえ
9.オウ・ノー
10.オレンジカウンティランバー・トラック
11.いたち野郎