2001年度情報公開プロジェクト活動報告
昨年、情報公開法が4月1日に施行され．これを期に各自治体の条例施行が急速に早まりました。それを受けて一層の市民参加を呼
びかけ自治体及び地方政治の活性化を促す為に次の活動を展開しました。特に2001年度は市町村長交際費支出基準に多くの時間を
取りました。
1．市町村長交際費支出基準
昨年度、情報公開度ランキング調査を行なった結果、本年度は調査結果を分析し不正が ある場合は意見書を提出することにし、
調査を始めました。その過程で市町村長の交際 費から当該自治体の政治状況が見えることになり、市町村長交際費支出基準を独自
に作り上げる作業に入りました。作業は、ほぼ1年を費やし基準表を作成しました。
2．自治体の出資団体、特殊法人等の情報公開に向けての取り組み．
自治体の出資団体、特殊法人等に情報公開条例をつくる呼び掛けをするため、学習会を 重ねました。一部事務組合と広域行政の
シンポジウムを行政講座として土浦市ウララに て開催。
3．会議公開条例の取り組み
情報の公開性をより高め市民参加を促すためにも、会議公開条例の取り組みを考えま
ました。今年度は先進自治体川崎市の条例の学習をしました。川崎市への視察は実現し
ませんでしたが、竜ヶ崎市で会員の努力もあり県内ではじめてとなる条例が3月議会に 可決され7月施行されます。
資料として添付。
4．情報公開条例の学習
条例の比較検討やモデル条例の見直し等の学習会を開催。
2002年度情報公開プロジェクト活動方針
1. 市町村長交際費支出基準の対応
・市町村長交際費支出基準に照らして、主な自治体の調査を引き続き行なう。
・調査結果を発表し各自治体に要望書を提出する。
2. 自治体の出資団体、特殊法人、一部事務組合等の情報公開に向けての取り組み
・一部事務組合等の情報公開条例の学習会
・茨城県の50％以上の出資団体、一部事務組合に情報公開条例制定に向けて陳情書 を提出する。
3. 会議公開条例の取り組み
・龍ヶ崎市にて制定された条例の学習会と各自治体への取り組み
4. その他情報公開プロに係わること．
1．活動報告
情報公開プロジェクトは、昨年度の主な活動は下記の通りです．
（1）情報公開制度ランキング調査を昨年8月に発表し、未施行自治体への促進に務めま
した・マスコミ発表をし各紙に取上げられる。
（2）9月には情報公開度ランキング調査を実施し3月に県庁にてマスコミ発表をしまし
た．マスコミ各社に取上げられ情報公開の必要性等を県民に訴えることができたとい
えます．
2. 2001年度活動方針
情報公開制度の国の法律が本年4月1日に施行されました．これを期に各自治件の条例施行が急速に早まります．
それを受けて一層の市民参加を呼びかけ自治体及び地方政治の活性化を促す為に次の活動方針を掲げます．
1．情報公開度ランキング調査
隔年ごとにランキング発表と調査をしていくことで政治の活性化と市民参加を促す．
昨年の一斉調査を分析し不正がある場合は意見書を提出する．
2．自治体の出資団体、特殊法人等の情報公開に向けての取り組み．
国の法令施行と同時に出資団体、特殊法人等の情報公開が地方でも進められることと
思われます．制定に向けて条例づくり等と、具体的な取り組み方をする．
3．会議公開法の取り組み
情報公開条例が多くの自治体に施行されました、しかし意思形成過程の公開性は、まだ
不十分と思われます。情報の公開性をより高め市民参加を促すためにも、会議公開法の
取り組みを考えます．今年度は先進自治体への視察と条例づくりについて検討します．
4，全国市民オンプズマン情報センターの視察と情報開示請求．
動き始めた情報センターの視察を通して、今後の情報公開プロのあり方と課題を調査
する．同時に国への情報開示請求を行う．
5．情報公開条例の学習
多くの自治体で条例化されることにあたって、比較検討やモデル条例の見直し等の学
習．
6．その他情報公開プロに係わること．
2000年7月現在の県内自治体の条例制定に向けての取り組み調査。
施行自治体に関しては、その条例の中味と運営状態を調査。
ランキングを発表した。
表1 表2
情報公開度ランキング調査結果
県内の情報公開条例制定自治体に一斉公開請求をしてランキングを付け発表。
公開対象項目「首長・議長の交際費」「首長・議長の出張旅費」「議員の政務調査費」
「議員の海外視察費」「税金の滞納ランキングワースト10」
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