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Fender Jag-Stang

Fender Jag-Stang <フェンダー ジャグスタング>

PU: STビンテージ(フロント) ドラッグスター(リア)

Nirvanaの故カートコバーンシグニチャーモデル。
JaguarMustangを足して2で割ったようなデザインだが、ブリッジやスイッチなどその辺りから判断すると
実質ムスタングのリアをハムにしたような感じだ。
カート本人はフロントは使わずリアだけを使っていたようで、 ピックアップはディマジオのスーパーディストーションを載せていたらしい。
シングルとハムの両方があり、切り替えで両方鳴らしたりフェイズサウンドを出したりできる。
その点はムスタングと同じだが、最初からリアにハムが載っているだけ太さが若干違う。
他にもムスタング同様、シンクロナイズドトレモロの影響でチューニングがずれやすい。

また、ムスタングと違う点として若干ボディの下側が下がっており、微妙にバランスが取りづらい。
名前には入っているが、あんまりジャガー要素は感じない。

余談だが所有するギターの中で配線をいじったりする実験台にまずなったギターで、 非常に思い入れが深い一品である。
もう何回分解したか分からず、中身はほぼ変わっている。
実際のところフェンダージャパンから当初発売されていたモデルではパワー不足が否めず、見た目以外は殆ど変わっている状態になっている。
カートコバーンとは違いリアではなくフロントのピックアップを乗せ変え、 ポット、コンデンサ共に付け替えてある。

長くFenderJapanのラインナップに並んでいたが2000年代初頭に廃盤。
2022年時点ではNirvana結成30周年でリイシューされた(金額は倍近くになっていたが)
初期はソニックブルーとキャンディレッド以外にジャガーカラーの黒赤もあったように記憶しているが、リイシューモデルからはなくなっている。

Fender公式

現在購入できるモデル
Fender Jag-Stang

主な使用ミュージシャン
カート・コバーン(Nirvana)
マイク・ミルズ(REM)

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