長野で開催された「アジア一人劇祭」に韓国から沈雨晟(シム・ウソン)『南道野謡』、柳鎮奎(ユ・ヂンギュウ)『夜の紀行』、沈哲鍾(シム・チョルヂョン)『紙人形』、尹明淑(ユン・ミョンスク)『双頭児』らが参加。長野県飯田市で開催された「第3回アジア一人劇祭」は人形工房「どんどろ」の岡本芳一が中心となって実施された。
新宿タイニイアリスの主催による「アリスフェスティバル'91」に韓国から3劇団が参加した。
●劇団セシル『カデンツァ』李鉉和(イ・ヒョナ)作/蔡允一(チェ・ユニル)演出(7/17-21)
●劇団木花『鴎よ!』呉泰錫作・演出(8/6-10)
●演戯團コリペ『死婚』李潤澤(イ・ユンテク)作・演出(9/5-7)
劇団新宿梁山泊が呉泰錫の作品『草墳(チョブン)』をタイニィアリスで公演した。
流山児★事務所が『流山児マクベス』をソウル市の南端に所在する教育文化会館で公演。東亜日報の「“解釈”引き立ったが“水準以下”/日本流山児カンパニー〈マクベス〉を見て/金芳玉」(1991/8/27)によれば、流山児★事務所の韓国公演は韓国劇団「クァンヂャン(広場)」が創団25周年記念として招請したもの。
日本から劇団「銀河鉄道」が『新八犬伝』(於:東崇洞小劇場、10/2〜6)で、「東京演劇アンサンブル」が『桜の森の満開の下』(於:文芸会館大劇場、10/11〜13)で参加。東亜日報(1991/9/7)の記事によると、『新八犬伝』は「自衛隊を脱出した一人の青年を中心に、家出少年、自殺未遂常習者など反乱少年たち8名で構成された「8人だけの漂流国家」を素材に、国家と個人の葛藤を描いた作品」であり、『桜の森の満開の下』は「昨年、ニューヨークで公演して好評を受けた作品」であり「山賊と貴婦人の猟奇的な愛を日本特有の情緒で描いた」作品と紹介された。
東亜日報による「東京演劇アンサンブル」広渡常敏代表へのインタビュー記事「水準の高い日本文化、多く紹介されれば」(記事画像を表示)
韓国の江原道春川市に本拠を置くアマチュア劇団「ホンソン(混声)」の創団20周年記念に、日本から三重県の劇団「すがお」と「上野市民劇場」そして劇団「FREE」が参加。春川文化放送芸術劇場で『彦市ばなし』と『おこんじょうるり』を上演。
韓国の慶尚南道馬山市で開催された「第3回全国小劇場演劇祭」に日本から三重県の 「上野市民劇場」 が『おこんじょうるり』で参加した。また、同じく三重県の 「劇団すがお」 も『彦市ばなし』で参加した。 この演劇祭は「馬山を世界に、演劇で世界に」というスローガンで、馬山演劇協会によって1989年に「慶南小劇場演劇祝祭」として創設された。今年から「全国小劇場演劇祭」に名称を変更した。