今年は「日韓両国により、本年を『日韓観光交流年』とした」(外務省)らしいです。韓国では2008年を『韓国演劇100年』の年としました。この「100年」というのは“菊初”李人稙(“ククチョ”イ・インヂク)が1908年11月に圓覺社(ウォンガクサ)で『銀世界(ウンセゲ)』を上演したことを起点にしています。
劇団パークの13回めの公演。青年団の『東京ノート』を翻案した作品の再演。翻訳はソン・ギウンで演出はパク・クァンヂョン。今回は約35倍の競争率のオーディションによって演技者を選抜して舞台を構成。
「劇団青年劇場」
が朴祚烈(パク・チョヨル)作『呉将軍の足の爪』を瓜生正美の演出で上演。
新国立劇場と芸術の殿堂による共同制作。鄭義信の作品を梁正雄との共同演出で舞台化。上演は新国立劇場が先行し(2008/4/17〜27)、韓国公演は5月20日から25日まで。
劇団キムドンス・カンパニーによる『うどん一杯』の20次アンコール。ちらしの謳い文句は「涙をおつゆに、笑いを薬味にそえた感動の一杯」。原作は栗良平の『一杯のかけそば』だが、韓国では掛けそばはなじみが無いというのでうどんに変えたという。劇本と演出は劇団を主宰するキム・ドンス。
第10回「春川国際演劇祭」(9/4〜8)に劇団「はぐるま」が『夜空の下に降る花は』(9/7)で参加した。
第8回めを迎えたソウル国際公演芸術際のプログラム表紙。
日本からは朴根亨(パク・クニョン)と青森県立美術館の共同作業による『青森の雨』が参加した。
『青森の雨』公演案内。拡大図はこちらをクリック。
こちらは青森県立美術館の当該作品の案内ページ。
アルコ芸術劇場の主催による日韓合同作品『エレクトラ』を上演。演出は鈴木忠志で、出演俳優の多くはオーディションによって選ばれた韓国人演技者。
主催:アルコ芸術劇場・安山芸術の殿堂
主管:ベセト演劇祭韓国委員会・(財)演劇人会議
原作:ホフマンスタール
劇本・演出:鈴木忠志
『エレクトラ』のパンフレット表紙
劇団青羽(チョンウ)による別役作品『ジョバンニの父への旅』の韓国語上演。演出は韓国の若手演出家として期待されている金光甫(キム・グァンボ)。ちらしの裏面には「漫画映画“銀河鉄道999”の原作童話の感動を継ぐまたひとつの旅」とあるが、これはちょっと違うのでは…。
劇団「コンヂャクソ」によるつかこうへい作品の舞台化。演出はチェ・ギュファン。