呉泰錫率いる劇団木花レパートリーカンパニーが「前橋芸術祭 92」(4/25~5/5)に『父子有親』で参加した。この作品は1987年の「ソウル演劇祭」で大賞をとった作品。
「韓国人形劇普及協会(代表:安正義)」の主催で海外5か国を含めて総22劇団が参加。会場は世宗文化会館や文藝會館など。日本からは「たけのこ」「のらいぬ」「トロッコ」「ドンキホーテ」が参加。時期によると「ドンキホーテ」は『赤い扇子と青い扇子(鼻高扇?)』で参加。
日本演出者協会の主催で日韓の演劇人によるシンポジウムとワークショップが東京・池袋の東京芸術劇場で開催された。韓国からは韓国演劇協会理事長の林英雄(イム・ヨンウン)と演劇評論家の金文煥(キム・ムナン)、演戯團コリペ代表の李潤澤、劇団美醜代表のソン・ヂンチェク、劇団木花代表の呉泰錫らが参加した。ワークショップには劇団美醜(ミチュ)『ノルブ伝』(ソン・ヂンチェク作・演出)と劇団木花『トラヂ』(呉泰錫作・演出)を上演。
韓国の国立唱劇団による唱劇公演が東京と大阪で行われた。
演出:許圭(ホ・ギュ)音楽家千野秀一の企画公演「Year of ears 92/93」の第3回目をソウル、梨花大学前の「ナンヂャン(乱場?)」(旧「神仙劇場」)で開催。日本から劇団DA・Mの大橋宏と佐木美奈子が『遠響楽第一番』で参加した。
韓国の演戯團コリペの演出家である李潤澤が岸田理生の新作を演出した作品。詳細はチラシの圧縮画像(232KB/JPG)を参照のこと。
東京公演:タイニイアリス(9/15〜20)日韓仏合作の形式で沈哲鍾(シム・チョルヂョン)が一人劇『沈哲鍾氏の象男』(キム・チェスク脚色、沈哲鍾演出)を上演(1992/10/09-11)。「北東京実験演劇祭」は(財)北区文化振興財団の主催で、田端にある劇場「ディプラッツ」で開催された。
韓国の劇団「中央舞台」が『道』(キム・サンヨル作、パク・ピョンド演出)で「アリス・フェスティバル」に参加
第14回「馬山芸術祭」の一環として第4回「全国小劇場演劇祭」を開催。日本から劇団すがおと劇団FREEが『熊』で参加(1992/11/3-8 & 11/11-15)。
劇団「舞天」が「アジア女性会議'92」の一環として、渋谷のジアンジアンで鄭福根(チョン・ボックン)作『隠れた水』を金亜羅(キム・アラ)の演出で上演。役者陣は韓国を代表する俳優申九(シン・グ)をはじめ、金詩羅作『プンバ』の初代プンバ役で有名な丁奎秀(チョン・ギュウス)などが出演。舞台美術は現在「韓国舞台美術家協会会長」を務める朴東裕(パク・トンウ)が担当した。
演戯團コリペの代表李潤澤(イ・ユンテク)と日本の劇団TAO(タオ)の共同作業で、「TAO同時代劇作家シリーズ」の二作目として『火の仮面』東京公演を行った。1992年の11月3日から8日までを東向島の住友ベークライト工場跡地で、11日から15日までは中野スタジオアクトレに場所を変えて公演を行ない、この舞台に演戯團コリペの女優嚢美香(ペェ・ミヒャン)が出演した。