この年表は日・韓間における戦後の演劇交流を紹介することを目的としています。したがって年表の記述は1945年8月を起点にして始まります。
本稿では日・韓演劇交流における演劇実践を「戯曲交換」と「舞台交換」そして「協同作業」の3つのカテゴリー(操作的概念定義)に分類して把握しています。
このように操作的概念定義を設定して演劇実践を分類することで、多様な演劇実践を量的・質的に扱えるようになります。
この年表は日・韓演劇交流のさまざまな実践を紹介することとあわせて、日本と韓国の新聞・雑誌などに掲載された劇評や演劇関連の記事も紹介します。これは日本と韓国の演劇に対する社会的な観点の違い、あるいは演劇交流に対する日・韓の観点の違いを把握するためです。
この年表で紹介する新聞・雑誌記事や劇評などは当サイトの「Theatre Reviews」で紹介する新聞・雑誌記事や劇評と連携しています。
このサイトで公開しているドキュメントでは韓国の地名や人名あるいは劇団名などに「カタカナ」で読み方を併記しています。しかし韓国語をカタカナで表記することには限界があり、正確ではありません。あくまでも韓国語に不慣れな方の便宜を図るための処置です。