「日本演出家協会」主催の「第2回日韓演劇フェスティバル」が東京・池袋のアウルスポットを中心に開催された。韓国からは劇団「サンスユ」が『奇妙旅行』(古城十忍作、リュ・ヂュヨン演出)で参加。ほかにシンポジウムのパネラーとして林英雄(イム・ヨンウン)や朴章烈(パク・チャンヨル)が参席。
韓日演劇交流協議会の主催するドラマリーディング。今回は蓬莱竜太『罪〜ある温泉旅行の一夜〜』、前川知大『記憶の体温ープランクトンの踊り場』、畑澤聖吾『親の顔が見たい』の3作。シンポジウムは西堂行人による『2001年以後韓日演劇界の新しい傾向と展望』の発表を中心に。
鄭義信の作品を「南山芸術センター」と劇団「美醜」(代表ソン・ヂンチェク)が共同制作した。「南山芸術センター」は1962年に開館した「ドラマセンター」だが、この当時はソウル市文化財団が運営していた。2020年12月31日に閉館。
今回の「現代日本戯曲朗読講演会」で紹介された畑澤聖吾『親の顔が見たい』を「神市カンパニー」が制作・上演。申淑(シン・スク)やキム・ヂェゴンをはじめ名のある演技者を揃え、演出は劇団「青羽(チョンウ)」の代表を務める金洸甫(キム・グァンボ)が当たった。
日本の劇団文化座が浦項市の浦項芸術文化センター(8/6〜7)とソウルの同徳女子大公演センター(8/11〜12)で『てけれっつのぱ』(蜂谷涼原作、瀬戸口郁脚色、西川信廣演出)を上演。韓国での題名は『小樽の女たち』。
「韓国小劇場協会」が主催して、大学路に散在する小劇場を舞台に開催する演劇祭に日本から5劇団が参加した。
劇団「青年団」が松田隆の『月の岬』を明洞芸術劇場で公演した(9/4〜9/5)。関連記事は、聯合ニュース「公演レビュー/日本演劇“月の岬”」がある。中国からは大連話劇団が来韓し、「1935年に一橋講堂で中国人留学生によって上演された」(尾崎宏次『劇場往還』p190)『雷雨』(曹禺作)を舞台に乗せた(9/8〜9)。