下は1986年6月の公演案内紙(第一面)。当時は劇団「サヌリム」が4月に上演して好評を得た『危機の女』(サヌリム小劇場、6/1〜20)を再演し、劇団「演友舞台」も『チルスとマンス』を文芸会館小劇場(5/14〜5/26)から新村の演友小劇場に場所を移して再演(6/4〜30)した時期。
発見の会が韓国の民藝劇場の招請で、近松門左衛門の『堀川波鼓(ほりかわなみのつづみ)』をソウルで上演。脚色と演出は佐々木守で、演出は発見の会の代表である瓜生良介。劇場はソウルの大学路にあるパタンゴル小劇場を使用。
沖縄ジャン・ジャンの「アジア・フェスティバル・イン・オキナワ」に韓国の劇団「自由(チャユ)」が『名もない花は風に散る』(11/13〜15)で参加した。また、沖縄のフェスティバルに連動して東京・渋谷のジャン・ジャンでも「アジア・イン・ジャン」(11/10〜17)が開催され、劇団「自由」が同作品を上演した(11/11)。なお、京都ルネサンスホールでも上演(11/17)。
プログラム表紙
読売新聞1986年11月6日「中国と韓国の芝居、同じ土俵で/アジア・フェスティバル・イン・オキナワ」